サンリオのキャラクターにおいて、マイメロディやハローキティと並んで長寿を誇るのがリトルツインスターズのキキとララだ。擬人化された双子星で、女の子とララ(姉)と男の子のキキ(弟)という設定だ。1975年に登場した当初は名前がなかったが、サンリオの月刊紙「いちご新聞」(The Strawberry News)で募集したところ、現在まで続く名称が決まった。
「東京おもちゃショー2015」のタカラトミーブースでは、1978年に発売されて高い人気を集めた「キキ&ララ 月のおうち」が「こえだちゃんシリーズ」として復活、展示されていた。これは40周年を迎えるキキとララが、こえだちゃんとのコラボレーションで実現したものだ。これまで発売されたキキとララ製品の中で、最も再発売の要望が高かったのが、この月のおうちだったという。
月のおうちは、月の形をしたカバーを開けると中央にエレベーターを備えた4つの部屋が現れ、カバー裏側が庭になっている。虹のすべり台や星のブランコも忠実に再現されており、セットになっているキキとララだけでなく、こえだちゃんシリーズの家具や人形も一緒に遊ぶことが可能だ。収納時のサイズは、325(幅)×100(奥行き)×290(高さ)ミリ。
新たに用意された「キキ&ララ 星のバスルーム」は、ラメ入りのバスタブや星のドレッサー、星のトイレ、ルームランプがセットになっている。カバーを閉じると5角形の星形になり、月のおうちに付属している流れ星パーツで連結可能だ。収納時のサイズは、129(幅)×52(奥行き)×140(高さ)ミリ。
今回の復刻版では、現在の安全基準に合わせて材質や構造(リブ構造を導入)を見直すことで強度が増しているという。細かいところでは、門扉が従来の白から半透明のラメ入りピンクになり、キキとララの人形がこえだちゃんに合わせて座れるようになった。
この他、別売で人形単体の「キキ&ララセット」もラインアップされる。光沢がかったパール塗装が施されていたり、洋服にはサクランボがデザインされていたり、口元の表情を変えるなど、月のおうちのセットモデルとは異なる仕様になっている。
上記の製品は、いずれも7月16日に発売予定で、価格は月のおうちが5800円、星のバスルームが2000円、キキ&ララセットが1000円(全て税別)となっている。
同社が2015年3月に行ったWebアンケート調査では、「キキとララ 月のおうち」の認知度が、現行の他シリーズのハウスを上回る数値を記録(44%と33%)したとのことで、母親世代にも強くアピールする製品と言えそうだ。
また、キキとララがマイメロディとコラボしたジュエリーも発売されており、財布のひもを締めるのが難しいシーズンが続きそうだ。
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