砂遊びと聞くと、衣服や手が砂で汚れて家に帰ると洗濯や掃除が大変……というイメージを持つだろう。だが、最近では手が汚れず、誤って口に含んでも問題ない、家の中で遊べる砂遊びセットを玩具メーカー各社が発表している。東京ビッグサイトで開催中の「東京おもちゃショー2015」でイマドキの砂遊びに触れてきた。
バンダイの「suna・suna」(すなすな)シリーズは、純度の高い砂とシリコンゴム素材を混ぜて特殊加工を施したもの。食品加工にも使われる素材なので食べても害はなく、色は公園の砂場に近い。
ナムコとHARIOが共同開発しており、完全国内加工の安全性をアピール。玩具の安全基準規格である「STマーク」も取得している。
水を使わずに砂を固めることができ、積む・持つ・削るといった遊びができる強度もある。砂は柔らかく粘度が高いが、他社製品と比べると手に砂が付着しやすい。担当者によると、「水にぬれても乾けば元通りになるが、油や洗剤などに弱い」という。
「妖怪ウォッチ」や「トイ・ストーリー」などキャラクターの形に砂を固める道具などをセットにした商品も展開していく。価格は1780円(税別、以下同)からで、9月19日に発売予定。
既に発売中のタカラトミー「サンズ・アライブ 天使の砂」は、やや白っぽい色でしっとりとした手触りが特徴だ。価格は2980円から。
遊ぶ前に砂を何度か持ち上げて空気を入れるようにかき混ぜれば準備完了。セットによっては、アイスクリームやケーキなどのスイーツ、城などが作れる用具が付属し、さまざまな形に固まる。床やカーペットなどに落ちても粘着クリーナーを使えば簡単に除去できる。なお、抗菌の砂だが食べることはできず、誤って口に含んだ場合ははき出してうがいをすることが推奨されている。
韓DIRECT LINKは、粘度が低くさらさらとした手触りの砂遊び玩具を参考出品。粘土と植物性オイル、そのほか複数の素材を混ぜたもので、口に入れても問題ないという。ただし、水につけると溶けてしまう。価格や発売日などは未定だ。
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