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3分で分かる! 新「Apple TV」はココが進化した新旧スペック比較

» 2015年09月10日 05時50分 公開
[村上万純ITmedia]

 米Appleが9月9日(現地時間)に発表したiOS搭載の家庭向けセットトップボックス「Apple TV」の第4世代モデル。まずは9カ国で10月に発売する。2012年以来3年ぶりとなる新モデルということで、新型iPhoneと同じく注目を集めている。

photo 第4世代「Apple TV」

 第4世代モデルは前モデルと比べ、3年間でどこが進化したのだろうか。Apple TVの主な進化点を見ていこう。

photo 新旧モデルを比較。左から第4世代モデルと第3世代モデル

その1:リモコンがSiri検索に対応、加速度センサー+ジャイロスコープ搭載

 見た目も中身も大きく変わった付属のリモコン。カラーは本体色と同じブラックになり、音声操作のSiri用マイクや加速度センサー、ジャイロスコープ、タッチパネル、Bluetooth 4.0などを搭載した。さまざまなゲームを楽しめるよう、MFiベースの他社製コントローラーにも対応する。

photo リモコンはSiri検索に対応。MFiベースのコントローラーでもゲームを楽しめる

その2:「App Store」に対応 映画、音楽、ゲームを網羅

 Apple MusicやBeats 1ラジオに加え、App Storeもサポート。App Storeには1100万の開発者が登録しているという。OSはiOSベースの「tvOS」を搭載する。NETFLIX、Hulu、バンダイチャンネルなどの動画サービスのほか、シューティングゲーム「Manticore Rising」、音楽ゲーム「Guitar Hero」などさまざまなジャンルのゲームを用意。Siri検索は複数のアプリ・サービスを横断的に検索でき、見たい映像をより素早く見つけられる。

photo Apple MusicやBeats 1ラジオに加え、App Storeもサポートする
photo ゲームアプリも充実させた

その3:A8チップ搭載で容量は32/64Gバイトの2種

 ハード面でも各スペックが進化。ストレージは32Gバイトと64Gバイトの2種を用意し、プロセッサはA5チップからA8デュアルコアチップになった。「11ac」の無線LAN、HDMI 1.4、Dolby Digital 7.1なども新たに対応する。

photo 本体のインタフェース

 本体の高さは10ミリ高くなり、重量も425グラムにアップした。価格は32Gバイトモデルが140ドル、64Gバイトモデルが199ドルで、従来機の2倍以上となる。

まとめ:ゲーム機としても頼もしい新Apple TV

 スペックや機能面で大きく進化した新Apple TV。映像や音楽はもちろん、ゲームを楽しむデバイスとしても活躍してくれそうだ。米Appleは9月3日(現地時間)にゲームアプリについてツイートする公式Twitterアカウント「App Store Games」を開設しており、ゲーム市場に対する本気がうかがえる。

Apple TVの主なスペック(第3世代と第4世代)
商品名 Apple TV(第4世代) Apple TV(第3世代)
プロセッサ A8チップ(デュアルコア) A5チップ(シングルコア)
本体サイズ(幅×奥行き×高さ) 98×98×33ミリ 98×98×23ミリ
重量 425グラム 272グラム
無線LAN IEEE 802.11b/g/n/ac IEEE 802.11b/g/n
ビデオ出力 H.264(1080p/毎秒30フレーム)
オーディオ出力 Dolby Digital 7.1 Dolby Digital 5.1
iTunes Store iTunesの映画、Apple Music、Podcast iTunesの映画・音楽、Podcast
インタフェース HDMI 1.4、10/100BASE-T Ethernet、IRレシーバ、USB Type-C(サービス専用) HDMI、光オーディオ、10/100BASE-T Ethernet、IRレシーバ、Micro USB(サービス専用)
リモコン Siri Remote(ガラス製タッチサーフェス、Siri用デュアルマイクロフォン、加速度センサーとジャイロスコープ、Bluetooth 4.0、IRトランスミッタ、充電用Lightningコネクター) Apple Remote(IRトランスミッタ、交換式リチウムバッテリー)
付属品 リモコン、電源ケーブル、Lightningケーブル リモコン、電源ケーブル

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