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iPhoneと連携する“Bluetoothストップウォッチ”は何が便利?(3/3 ページ)

» 2017年08月20日 06時00分 公開
[橘十徳ITmedia]
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 同期したデータは、アプリ上で、プレイヤーごとに記録を管理して表示できる。ラップタイムとスピード、またはラップタイムとスプリットタイムを表示できる「ラップメモリ」のほか、ピッチモードの計測結果を「ピッチメモリ」として表示することも可能だ。

ピッチメモリ

 ラップメモリおよびピッチメモリについては、記録に対して「100メートル走」などのイベント名や距離を登録できるほか、登録済みのプレイヤーに新たな記録を追加することも可能だ。さらに、データをCSV形式のファイルにしてメールで送信することもできる。

 このほか、アプリでペースを設定してストップウォッチに送信する「ペースセット」という機能も搭載している。「速い」「遅い」といった名称を付けて、それぞれ任意のペース間隔を設定することが可能だ。

CSV形式のファイルを出力可能

 Bluetoothとの連携機能はとても便利で、CSV形式で出力も可能なので、PC上でExcelなどを使って管理することもできる。データの同期が終わるとBluetooth通信が自動的に切れる仕様となっているので、無駄に電池を消耗させる心配もない。

専用アプリ「CASIO StopWatch+」の画面。計測したタイムの一覧(写真=右)

 ストップウォッチ単体としての機能も十分で、ボタンの配置も使いやすく、ディスプレイも見やすく、陸上競技や水泳など、さまざまなスポーツに使用できるだろう。

それぞれのラップタイムを確認できる(写真=左)。ピッチモードの計測結果を表示(写真=右)

 唯一気になるのは、バッテリーを自分では交換できない点か。電池の消耗を抑えるパワーセービング機能があるし、頻繁に交換するものではないが、できれば汎用電池を使えるようにしてほしかった。この点に納得できるのであれば、データ転送機能を持ったユニークなストップウォッチとしておすすめだ。

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