道具2 新人記者O:カシオ QV-4000、記者K:ライカIIIf
・新人記者Oの言い分
新人記者Oが取材に持っていくカメラは、カシオの400万画素機「QV-4000」(2001年発売)。Oの父親が買ったものの、使い方がわからず放置していたためこっそりゲットした。ってまたタダで盗んできたのかよ。
「最近のデジカメは“高速レスポンス”とかいってせっかちすぎます。このデジカメは起動に7秒くらい、1枚撮ったら次を撮るまで5秒くらいかかっちゃうんですよ。そんなゆったり加減が、今はやりの“スローライフ”を象徴していてかっこいいでしょう」とか言いながら、シャッターチャンスを逃しまくったダメ写真ばかり持ち帰るO。そろそろ買い替えなさい。
・記者Kの言い分
「カメラ道楽で一財産つぶした」と豪語する記者Kの仕事カメラは?
「仕事で使ったデジカメはカシオ『QV-10』から始まり……いやそんなことよりこれ、eBayで中国系アメリカ人から買った『ライカIIIf』です。今は無き西新宿のドイで買ったソ連製ジュピター35ミリを付けてみました」。
持ち物自慢の企画ではないはずだが、「ご心配なく、IIIfじゃ自慢になりませんよ。せめてKE7Aとかじゃなきゃあ」と一笑に付す。
そういう問題でもないはずだが、「初期ライカの歴史は『いかにして高性能なカメラを持ち運ぶか』というモバイルの歴史。映画用小型フォーマットだった35ミリフィルムをスチールに使うアイデアから生まれたのがこのキャンディデートカメラたるバルナック式ライカなのです。急速に進化し続けるモバイルの原点を忘れないため、あえてここで紹介する次第です」と独自の思想を開陳する。
ライカを仕事に使ったりもするのだろうか?「ええ、取材に持って行ったことはたびたびありますよ。時間が空いたらその辺でスナップ撮るために。いいヒマつぶしになります」
道具3 新人記者O:ドコモF211、記者K:ドコモD505i
・新人記者Oの言い分
いまどき珍しいストレートのF211。「アンテナ部は先端が取れてなんだか白骨っぽいので、ひそかに『骨伝導携帯』と呼んでいます」とまた意味不明発言。「頭や肩に当てても音声は聞こえませんからね!」(関連記事を参照)とごく当たり前なことを熱く主張する。
買った理由はまたもや「タダだったから」。2年間変えていないという待ち受け画面は、「友人が写メールしてきた二ノ宮金次郎の画像を色反転させ、アーティスティックな仕上がりにした自信作」だという。単なる不気味な画像にしか見えないが……。
・記者Kの言い分
何かに使えそうだから、という理由でメガピクセル「D505i」。「実際に取材にも使ったことがあるんですが、超エライ人の目の前で『ピコリン』『ピコリン』とか何とか鳴りまくっちゃって……」と赤面する。
だが恥を忍んで撮ったにもかかわらず、写真自体は惨たんたるものだった。身の危険を感じた記者Kは画像の採用をこっそり断念したものの、目ざとい記者Gに察知されてあっさり掲載された。「さすがにあの時はイーキャリアさんに登録しようかと思いました」と振り返る。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.