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» 2004年01月27日 23時55分 公開

900i、5機種のソフトを比較する (2/2)

[斎藤健二,ITmedia]
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 カメラの起動キーは、F900iがカーソルキーの上、N900iはデスクトップから、P900iがカメラボタンの長押し、SH900iは右ソフトキー、D900iがカーソルキーの上。

 最大解像度では、SH900iとD900iを除き、プレビュー画面が小さく表示されてしまう。ディスプレイが縦長なのに、撮影されるのは横長の画像だからだ。

 カメラ起動後の設定変更は各社でけっこう違う。F900iは画面下部にメニューが表示されており、左右キーで選んで上下キーで変更する。N900iとD900iはメニューを開いて変更する。P900iとSH900iは数字キーなどに設定が割り当てられており、ダイレクトに変更可能だ(1月20日の記事参照)。

 撮影した画像は、5機種とも保存先を内蔵メモリか外部メモリか選択できる。P、SH、Dはあらかじめ保存先を設定しておくタイプ。N900iは撮影後、保存する際にどちらかを選ぶこともできる(自動保存設定時は設定した保存先に保存される)。F900iは、撮影後保存するときに外部メモリも簡単に選択できる。

 100万画素クラス(SXGAサイズ)の静止画を撮影したときに、保存にかかる時間は各社で差が出た。今回早いと感じたのはP900iとD900i。ただしチューニングの途中であり、厳密な条件下で並べて比較したものでもない。

 左上からF900i、N900i、P900i、SH900i、D900i。サムネイル表示は各機種共に可能。あくまで体感上だが、N900i、D900iの表示は他機種に比べて遅く感じた

メールアドレス〜選択入力はSH900iのみ

 左上からF900i、N900i、P900i、SH900i、D900i

 今度は新規メール作成画面。50xと違い、900iは「To」以外に「Cc」「Bcc」が選択できる。宛先入力をクリックすると、SH900iのみ「電話帳検索」「直接入力」「送信アドレス履歴」「受信アドレス履歴」「メーリングリスト」から選択する画面が出る。ほかの4機種は直接入力画面が現れる。ただし、SH900iは新規メール画面から別の画面に移るする際に、待たされることが多々あった。製品版で改善してほしい部分だ。

 続いて、かな漢字変換について見ていこう。大きなポイントは、今回インライン変換に対応している機種が一つもないこと。「デコメールに対応させるために不整合が起こる部分があった」(NEC)というのが理由。文字入力は画面下半分で行い、確定されると画面上半分へ。デコレーションは上半分の領域で行う。

 左上からF900i、N900i、P900i、SH900i、D900i

 かな漢字変換システムは、F、N、PについてはFOMAを、SH、Dについては505iを引き継いでいる印象だ。一つだけ大きく気になったのは、P900i。予測変換機能を備えてはいるが、予測候補を選択するためにはキーの長押しが必要。P2102Vと同じだ。

端末名 F900i N900i P900i SH900i D900i
小文字変換ボタン
逆トグル
絵文字・記号ボタン × ×
絵文字・記号学習 × × × ×
辞書ダウンロード × ×
予測変換
予測候補一覧表示
予測辞書搭載 × × ×
つながり予測 × ×
カナ英数変換 × × × ×
 「絵文字・記号学習」は利用した絵文字や記号が次回先頭に表示され、選びやすくなる機能。「予測辞書搭載」はあらかじめ予測語の候補が用意されているかどうか。つまりN、P、Dの場合、ユーザーが過去に入力した単語についてしか予測してくれない。「つながり予測」は1文字も入力していない状態で予測候補を表示してくれるかどうか。「携帯」と入力しただけで「電話」という候補が出るかどうかを表す。「カナ英数変換」は、入力モードを変更することなく、漢字モードのままで英語やカタカナ、数字に変換する機能を示す
 ※D900iはソフトウェア開発中のため、文字入力時、画面上部が表示されなかった

アクセサリーの充実度は機種により差

 左上からF900i、N900i、P900i、SH900i、D900i

 アクセサリーの充実度は機種によって差がついた。面白いのはD900i。計算機を内蔵しておらず、「高機能化するためにiアプリで提供」(三菱)するという。ボイスレコーダーはSH900iのみSDカードに音声を記録できた(iモーション形式)(2003年12月の記事参照)。

端末名 F900i N900i P900i SH900i D900i
計算機 iアプリ
アラーム 1件 3件 3件 6件
ストップウォッチ × × × × ×
タイマー × × × ×
メモ帳 ×
ToDo × ×
ライト × × × ×
ボイスレコーダー × × × 内蔵2分
 「ライト」はカメラ用のライトを、カメラを立ち上げなくてもハンディライトとして起動できるかどうかを示す

 900iシリーズ5機種のソフトウェアを概観してきた。当然、開発の進み具合は機種によって異なり、F900iのように完成度が高いもののもあれば、D900iのように一部仕様通りの実装が終わっていなかったり、エラーを表示して止まっている機種もあった。

 現段階で仕様はほぼ確定し、バグフィックスが開発の中心だというが、まだ細部は変更される可能性は残っている。

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