第3世代携帯のメリットとは?(1/2 ページ)

» 2004年04月12日 23時12分 公開
[斎藤健二,ITmedia]

 新年度を迎えて、携帯を買い換えた人も多いだろう。当然、各社が大々的にPRしている第3世代携帯電話(3G携帯)が選択肢に入っているはずだ。

 ゲームや高速な通信速度など、いろいろな“メリット”が挙げられているが、普通のユーザーにとって3G携帯に買い換える意味はどこにあるのだろうか。

最大のメリットは、メールとパケット代

 ドコモ、KDDI、ボーダフォン共に、3G携帯のメリットとして確実にいえるのは、メールの高機能化と安価なパケット代だ。

 メールで強化されたポイントの1つは、やりとりできるファイルサイズが大きくなったこと。その結果、静止画や動画を簡単にやりとりできるようになった。特に、これまでメールにファイルを添付できなかったドコモ端末で効果が大きい。256文字だったメールの文字数も、大幅に拡大している。

キャリア 送信可能ファイル容量 受信可能ファイル容量 受信可能文字数
ドコモ・FOMA 100Kバイト 約10Kバイト 5000文字
KDDI・CDMA 1X 100Kバイト 100Kバイト 5000文字
KDDI・1X WIN 150Kバイト 150Kバイト 5000文字
ボーダフォン・VGS 200Kバイト 200Kバイト 1万文字

 表で並べて見ると分かるように、ボーダフォンのVGSが数字上は頭1つ抜け出している。メールの利用可能文字数は5000文字あれば十分だが、送受信ファイル容量は写真付きメールのクオリティにも関わるため重要だ。

 いったい何Kバイト添付できれば、どのくらいのサイズの静止画を送れるのか。代表的な例で見てみよう。

画像の大きさ カメラ画素数 容量
160×120・QQVGA 10万画素 8Kバイト
320×240・QVGA 10万画素 27Kバイト
640×480・VGA 31万画素 55Kバイト
1280×960・SXGA 130万画素 150Kバイト
1600×1200・UXGA 200万画素 262Kバイト
画像サイズは、VGA(640×480)とCIF(352×288)を基本にしていることが多い。“Q”はクオーターの略で、縦横2分の1、面積で4分の1を表す。QVGAなら「VGAを縦横半分にしたもの」を表す

 あるサイズの画像を撮るのに、どのくらいのカメラ画素数が必要なのか、また撮影した写真の容量はどのくらいなのかの目安を表にした。容量はカシオ製の「A5403CA」で確認した。シャープ製端末のように画質を選べる機種では、画質によって容量が変わるので注意したい。

 こう見ると、FOMAやauのCDMA 1Xでは送受信できる限界は31万画素相当のVGAサイズなのが分かる。メガピクセルカメラで撮影した写真を送るには、1X WINかVGSでないといけない(もちろん画質を落として100Kバイト以下にできる機種もある)。

 3G携帯以前の機種──例えばボーダフォンの2.5世代端末などは送受信が12Kバイトだから、そのままではQVGAの画像も送れない。3Gならではのメリットが分かると思う。

※初出で「V601SH」について触れていましたが、V601SHは30Kバイトまでの静止画などの送受信が可能です。お詫びして訂正させて頂きます

 ただし、FOMAの受信が10Kバイトなのには注意が必要だ(4月6日の記事参照)。メガピクセルどころか、VGA画像のやりとりも難しい。(3Gでない)iモードからiショットで画像を送った場合、WebからのダウンロードになるためCIFサイズ(352×288)の画像を受け取ることはできるものの、3Gのメリットが生かし切れていない部分だ。

 そのほかのメール機能の違いもチェックしてみよう。

  • cc、bccの利用が可能に

 ドコモのiモードでは、メールの宛先は1件だけ。擬似的に複数のTOを設定できたが、内部的には別のメールとして送信されていた。FOMAでは複数のTOのほか、CC/BCCも利用できるようになった。auやボーダフォンは3Gでなくても利用できた。

  • スピードはどうなった?

 ドコモのiモードメールは機能は貧弱だが、送信/受信のスピードが非常に速いという利点がある。ドコモのメールが専用方式なのに対して、au端末はIMAP4に準拠したPCに近いやり方でメールを送受信しているからだ。

 例えばPCからドコモの505iとau端末とボーダフォン端末に同時にメールを送信してみよう。ネットワークの状態にもよるが、ドコモ、ボーダフォン、auの順にメールが届くはずだ。auでは改善が進んでいるが、基本的には3G携帯でも、この傾向は変わらない。

次ページ:少なくとも3分の2に〜パケット料金

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年07月28日 更新
  1. 「楽天モバイルWiFiスポット」を試してみた 屋内通信の不満解消へ期待も「接続性」に課題 (2026年07月26日)
  2. 夏の暑さ対策グッズでよく見掛ける「ペルチェ素子」ってなんだ? 賢く使うための注意点も (2026年07月27日)
  3. 日本通信、ドコモの音声網相互接続で設備工事や接続試験が完了 「ネオキャリア」に前進 (2026年07月27日)
  4. JR東日本「分かりにくい」新幹線券売機を改善へ なぜ、スマホではなく「駅での最短1分購入」を実現? (2026年07月04日)
  5. 折りたたみスマホ「OPPO Find N6」を3カ月使って実感した“真価” 仕事とプライベートで大活躍 (2026年07月26日)
  6. UQ mobileとY!mobileの「セット割なし」新割引を比較 ahamo、LINEMO、楽天モバイルよりもお得? (2026年07月27日)
  7. 気温35度以上のハンディファンは「逆効果」 猛暑を安全に乗り切る使い方と2026年おすすめ5選 (2026年07月27日)
  8. なぜ「LINE VOOM」は嫌われたのか 保護者を悩ませた“子供たちの抜け道” (2026年07月24日)
  9. 界面活性剤とマイクロファイバーでタッチパネルをきれいに! ダイソーで220円の「スクリーンクリーナー」を試す (2026年07月25日)
  10. ドコモが「iPhone 17」シリーズや「iPhone Air」を値上げ 一部機種は残価も引き上げ、実質負担額の影響は? (2026年07月24日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー