コラム
» 2004年04月15日 19時03分 公開

iモードFeliCaの7つの疑問 (2/3)

[斎藤健二,ITmedia]

使うのにパケ代はかかるの?

 iモードFeliCaの仕組みを見ると、

  • まずFeliCaアプリケーションのダウンロード (パケ代発生)
  • FeliCa──例えばEdyとして利用 (パケ代は不必要)
  • Edyに電子マネーのチャージ (通信でチャージするならパケ代必要)

 ということになる。例えば、単に普通のSuica代わりに使うだけなら、カード型のSuicaと大きな違いはない。ドコモを介した通信は必要ないからだ。

 となると「ドコモやどうやって儲けるのか?」という疑問もわく。この答えは、パケット定額制導入に当たってドコモの立川敬二社長が話した言葉にヒントがある(3月24日の記事参照)。

 「単にトラフィックに依存しないで、新たな収入源を探す。FeliCaなど外部インタフェースによって通信とトランザクションなどを組み合わせて新スキームで新ビジネスを始める」(立川社長)

 これまで携帯キャリアは、ユーザーが通信を利用することで利益を上げていた。FeliCa機能の搭載も、パケット定額制も、この仕組みを壊すことを意味している。FeliCa機能を使ってどんな新しいスキームが生み出せるのかは、まだ未知数。しかし、これを機に携帯のビジネスモデルが新しく生まれ変わろうとしているのは間違いない。

携帯の電池が切れたらFeliCa機能は使えるのか

 iモードFeliCaのデータの読み書きには、iアプリが使われる……。と聞くと、FeliCaを使うにはiアプリが必要なのかと思う人もいるかもしれない。

 もちろん、電車に乗るたびにiアプリを起動するかというと、それは違う。iアプリはFeliCaのデータ(Suicaの利用履歴とか)を読み取ったり、新しいFeliCaアプリケーションを追加するときに使う。FeliCa機能を使うだけなら、iアプリを起動する必要は全くない。

 それでは、携帯の電池が切れたらFeliCaはどうなるのだろうか。FeliCa自体は、カードになっているのを見ても分かるように電源を備えていない。読み取り機にかざした際に送られてくる電波を電力に変えて動作している。

 となると、携帯が電池切れでもFeliCa機能だけは使えそうだ。iモードFeliCaのソニー側の担当である、FeliCaビジネスセンター モバイルFeliCaビジネス事業部プラットフォームビジネス課統括課長の丸子秀策氏は、「携帯の電池が切れてもある程度は使える。ただし全部なくなると使えなくなる。最終的にはドコモが決めることだが、日常的に使うものだから、朝行きに使えて、帰りに使えないと困る。ある程度はクリアする形で実現したいと思っている」と話す。

 少なくとも、「携帯の電池が切れたから電車に乗れない……」といった事態は避けられそうだ。

FeliCaは、どの機種に載るの?

 では、FeliCaはどの端末に搭載されて、いつ出てくるのか。ドコモは「506iの数機種と900i両方で、夏頃になる」(夏野氏)としているが、もう少し詳細に見てみよう。

 これまでの情報によると、FeliCa搭載iモード端末は、“iC”という名称になる。506iC、900iCといった具合である。

 506iシリーズではFeliCa対応は一部機種となる。少なくとも「D506i」「F506i」「N506i」はただの“i”で、「SO506iC」「P506iC」「SH506iC」は“iC”となる模様だ。

 900iCは各機種がそろう見込み。その後の901iシリーズなどではFeliCaは標準機能になっていくという(3月24日の記事参照)。

 投入時期は諸説あるが、FeliCaサービスのコンテンツプロバイダ各社は8月のサービス開始をうたうところが多い。5月のゴールデンウィーク開けから8月までに、詳細な情報が明かされ端末が投入されるというスケジュールだと見られる。

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