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» 2004年05月07日 16時46分 公開

ドコモの成長が一服〜2004年度は減収減益予定

2003年度ドコモの決算内容は、売上が5兆円に達し増収・増益。しかし2004年度は料金値下げやFOMAの販売コスト増加から、一転して減収減益の計画だ。2005年3月末のFOMA契約者数目標は、1060万とした。

[斎藤健二,ITmedia]

 NTTドコモは5月7日に発表した2003年度決算は、営業利益、税引き前利益、当期純利益が過去最高を更新。増収・増益で、売上は対前年比5%増の5兆481億円、営業利益は4.4%増の1兆1029億円となった。

 ただし2004年度は、料金の値下げやFOMAの販売コストの増加などから減収減益を見込む。

 発表済みの「ファミリー割引」の割引率拡大によって800億円、「パケットパック」値下げにより100億円、「定額制導入」により300億円、計1200億円ほどの影響があるほか、FOMAへの移行に伴う販売コスト増加1000億円を見込み、売上で2.5%減の4兆9200億円、利益24.7%減の8300億円の減収減益の計画。ただし米AT&T Wireless株式の売却(日本円換算で6850億円)により(2月18日の記事参照)、当期純利益は7510億円を確保する見込みだ。

2005年3月、FOMA契約者数目標1060万

 「2004年度をボトム(底)に、その後は増収増益へ」と立川敬二社長。

 2003年度がFOMAのステップの年なら2005年はジャンプの年と位置づける。この3月で304万契約のFOMAを(4月7日の記事参照)、2005年3月末で1060万契約を目標とする。さらに「トラフィック依存の体質を変えなくてはいけない」(立川氏)と、ビジネスモデルの転換も図っていく(3月24日の記事参照)。

 なお2004年度の携帯電話市場の動向については、市場全体で440万契約増を見込み、うち「4割以上は確保したい」(立川氏)とした。

 ARPUは、ムーバで7830円、FOMAで1万280円。総合では7890円。2004年度は総合ARPU7270円を見込む。

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