NTTドコモは5月11日、世界最小となる69グラムのiモード端末「premini」を発表した。ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製で、機能を絞って超小型化した。
カメラや外部メモリQVGA液晶などは省かれ、通話・メール・ブラウジングなどに特化した。「携帯市場はまさに成熟期を迎えている。FOMAをハイエンド端末と位置づけ、50xシリーズや2xxシリーズがシンプル機能を追求する必要がある」(ドコモ)
preminiとは、premier+miniというコンセプトに基づく造語。
「FOMAでは不可能な、小型にこだわったコンセプチュアルな形状」と説明する通り、幅39ミリ、厚み19ミリ、重さ69グラムという超小型形状を実現。アルマイト処理を施したアルミニウムボディを備え、高級感を出した。
小型軽量ながら、スロープ上にキーを階段のように配列し、打ちやすいキーを実現。液晶も1.3インチながら高精細化によって見やすい文字を表示する。ジョグダイヤルは備えないが、文字入力機能には「POBox」を搭載した。一般的な携帯電話に近い容量600mAhのリチウムイオンバッテリーを搭載し、一般的な通話時間、待受時間も確保した。底面に備えたマイクも高感度品を採用した。
ターゲットとするのは20代〜30代の男性。発売は夏頃の予定で、価格は1万円台になる見込み。型番としては「SO213i」となる。
主な仕様は以下の通り。
型名 | premini(SO213i) |
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サイズ(幅×高さ×厚み) | 39×90×19ミリ |
重さ | 69グラム以下 |
連続通話時間 | 100分 |
連続待受時間 | 300時間 |
ディスプレイ | 1.3インチ(160×128)6万5536色半透過型TFT液晶 |
色 | Black/Silver |
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