東洋大学は、この春入学した新大学生を対象にアンケート調査を行い、1500人分のデータを公表した。携帯電話の利用動向などが明らかになっている。
調査によると、日常的に利用するものとして挙げられた情報ツールは、1位「携帯電話」(87.7%)、2位「テレビ」(81.7%)、3位「PC」(51.9%)という結果になった。やはり、大学生が1番よく利用するのは携帯。PCが普及していると言われるが、まだまだ学生にはテレビも欠かせないようだ。
年 | 1位 | 2位 | 3位 |
---|---|---|---|
1995年 | 電話(64.2%) | テレビ(54.7%) | 免許証(34.2%) |
1998年 | テレビ(58.7%) | 携帯電話(54.6%) | PC(46.6%) |
1999年 | 携帯電話(73.6%) | PC(64.3) | テレビ(59.9%) |
2001年 | 携帯電話(89.0%) | PC(82.1%) | テレビ(62.5%) |
1日にどれくらい携帯電話で通話するかを問う項目では、平均「9.3分」という結果が出た。内訳は、男子学生が8.1分、女子学生が10.6分。ちなみに、2000年に行われた同種の調査では「自宅の固定電話で28分、携帯で25分を会話に費やす」とのデータが出ており、これと比較すると通話時間は減少している。
携帯メールのやりとりは、1日平均「20.1通」。男子学生が「18.6通」で、女子学生が「21.7通」となる。やりとりする相手の人数は男子が「2.8人」女子が「2.9人」となっており、親しい人間と複数回にわたってメールを送受信しているようだ。
調査は、2004年4月2日に東洋大学朝霞キャンパスで実施されたもの。文学部、経済学部、社会学部の学生にアンケートを配布し、各学部から500部を無作為抽出した。
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