形状にクセ。ただし画質は大幅向上〜「P900iV」ケータイカメラ画質研究ラボ(1/3 ページ)

» 2004年07月07日 01時08分 公開
[荻窪圭,ITmedia]

 パナソニックのFOMA端末といえば、やはり回転2軸式ディスプレイを搭載し、ヒンジ部に横向きにカメラを内蔵して「ムービースタイル」での撮影を実現した「P2102V」が思い出される(2003年3月21日の記事参照)。「P900i」からちょっと遅れて、しっかりとP2102Vの後継機も登場してきた。「P900iV」である(6月30日の記事参照)。

閉じた状態。ヒンジ部の両端にレンズとシャッターがあるのでこの状態ではカメラは見えない

 P900iVの基本構造はP2102Vと同じだ。ディスプレイの上に自分撮り兼テレビ電話用のサブカメラがあり、ヒンジ部に横向きにサイドカメラがある。ディスプレイを90度開いて、くるっと回転させると自動的にサイドカメラを使ったカメラモードが起動する。レンズカバーがあったP2102Vでは、レンズが開けっ放しだとディスプレイを回転させても起動しなかった。ちょっとした改良だ。

 カメラ部の目に見える違いは、二軸回転式ディスプレイがリニューアルされたこと。ディスプレイが180度回転するビューワスタイルに対応。またディスプレイを上に向けてセットできるなど撮影アングルがより自由になった。サイドカメラの横にコンパクトライトが装備され、レンズカバーがなくなった(実はけっこうジャマだった)。そしてそれ以上に中身も大きく変更されている。

ディスプレイを180度ひっくり返せるようになった。ただしこの状態では撮影はできず、スライドショーやムービーの上映を楽しむモードということになる(左)。miniSDカードスロットはヒンジ部にある(右)

 ヒンジ部のカメラは正面から見て左手にあり、1/3.15インチで195万画素のCCDを搭載。パンフォーカスで、レンズ部の回りにマクロモード切替スイッチが付いている。その横のヒンジ部に小さくライトを装備。形状自体はP2102Vより考えられており、構えやすくなった。カメラ部のレンズカバーがなくなったのも迅速な起動にはいい。いちいち開く必要がないからだ。

 195万画素のサイドカメラを使うにはディスプレイを90度開いて、さらに回転させねばならない。すると縦型のDVカメラを構えたときのようなスタイルになる(ムービースタイル)。待ち受け画面でディスプレイをこの状態にするとサイドカメラモードで起動する。ただ待受画面以外(メニュー表示時など)ではこの機能が働かないのは相変わらずだ。

 ディスプレイを開いてテレビ電話ボタンを長押ししてカメラモードにしてから、ディスプレイを回転させてサイドカメラに切り替えるという方法もある。

 DVカメラのように撮影時にディスプレイを回転させることでローアングルやハイアングルも簡単に撮れるのも便利なところだ。

撮影時はこのようにディスプレイを開く。開いた状態で180度上下に回転するので、ローアングルやハイアングルの撮影も容易だ。この回転角度と、レンズカバーの廃止がP2102Vから大きく変わった点で、使い勝手はよくなった。このとき本体のボタンは「終了キー」以外は反応しない(左)。ディスプレイ側はこんな感じ。画面下にメモリ残や撮影情報が表示される(右)

 ただ、サイドカメラ時に撮影設定の変更などができないのは不便。可能な操作は撮影モード変更やライトのオン/オフなど限られており、ナイトモードにしたり画像サイズを変えるには開いた状態でメニュー操作をしなければならない。

 メニューには明るさ/ホワイトバランス/色調切替(セピア、美肌、モノクロ)/画質と画像サイズ(スナップサイズ)/ナイトモードなどが用意されている。

 画像サイズはSub-QCIF(128×96)/QCIF(176×144)/CIF(352×288)/壁紙(240×266)/VGA(640×480)/SXGA(1280×960)/UXGA(1600×1200)の7種類。サイドカメラ利用時はすべて横長の画像になる。

 カメラ利用時の起動速度や撮影間隔はストレスがたまるほどではなく、なかなか迅速だ。

側面のカメラはこんな感じ。LINEAR ZOOMと書いてあるが光学ズームを搭載しているわけではない。レンズ横のヒンジ部にフォトライトが装備されている。ボディの下のほうには撮影モード切替ボタンがある。その下のメモボタンは撮影時は使わない(左)。開いた状態。内側にはインサイドカメラがある。撮影メニューは非常にシンプルで、P2102Vにあったシーンモードはなくなった。各種設定はこの状態でしかできないのがやや面倒か(中)。レンズの反対側。赤い○が付いているのがシャッターボタン。その下にズームボタンがあるがデジタルズームで、200万画素モード時は作用しない。こちら側にもボタンがあり、機能/メニューボタンを押すとライトが点灯する(右)

 ちなみにディスプレイを180度ひっくり返したときはどうなるか。そのときはカメラは使えず、自動的にメディアプレイヤーモードになって映像や写真の再生が行える。

       1|2|3 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年02月11日 更新
  1. ソフトバンク、短期解約を繰り返す「ホッピングユーザー」を抑制 その理由は? (2026年02月09日)
  2. 楽天モバイル+ドコモ回線がセットの格安SIM「NYCOMO(ニコモ)」 月額4928円でデータ無制限+3GB (2026年02月10日)
  3. auの「iPhone 17(256GB)」、MNPとUQ mobileからの乗り換えで2年6400円に (2026年02月09日)
  4. Amazonで整備済み「iPad(第8世代)」128GBモデルが3万5800円 10.2型ディスプレイ搭載 (2026年02月09日)
  5. 「東京アプリ」で1.1万円分をゲット、お得な交換先はどこ? dポイント10%増量+楽天ペイ抽選が狙い目か (2026年02月05日)
  6. KDDI、「副回線サービス」の一部を8月末に終了 “Starlink”や“00000JAPAN”などの代替手段があるため (2026年02月11日)
  7. 財布に入る、カード型の使い切りモバイルバッテリー登場 発火リスクの低いリチウムマンガン電池を採用 (2026年02月09日)
  8. Googleが台湾のPixel開発拠点を公開 「10 Pro Fold」ヒンジ開発の裏側、“7年サポート”を支える耐久テスト (2026年02月09日)
  9. 「MNP短期解約を対策してほしい」――携帯4キャリアが訴え 電気通信事業法のルールが足かせに (2026年01月20日)
  10. IIJmio、mineo、NUROモバイル、イオンモバイルのキャンペーンまとめ【2月10日最新版】 お得な月額割引や激安スマホも (2026年02月10日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年