速報
» 2004年08月06日 16時19分 公開

携帯機器向けデジタル署名を省メモリ・低消費電力で

日立が開発。暗号アルゴリズムと実装の両面で安全性を確保しつつ、モバイル機器にも搭載可能な低負荷が特徴だ。

[ITmedia]

 日立製作所のシステム開発研究所は8月6日、モバイル機器向けに省メモリ・低消費電力で高速なデジタル署名技術を確立したと発表した。

 モバイル機器でもデジタル署名技術を活用した認証処理が普及しつつある。だがモバイル機器内部の秘密情報そのものを。実行時間や漏えい電磁波などの物理情報から調べる攻撃に遭う危険性も指摘されている。

 つまり暗号技術を使うには、暗号アルゴリズムレベルの安全性だけは不十分で、暗号技術の実装方法も重要だとされる。しかし両方の安全性を同時に備える技術は、モバイル機器では負荷が高く、速度低下やメモリ使用量、消費電力が増えてしまう点が課題だった。

 日立は省メモリ・低消費電力かつ高速なデジタル署名技術として「wNAF」を開発。楕円曲線暗号の計算方式の一種で、アプリケーションの状態に応じて処理速度や使用メモリを最適にカスタマイズできるのが特徴だ。このほど同技術をモバイル機器に実装した場合の安全性について理論的な検証を行ったところ、有効性を確認したとしている。

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