携帯にもワコムタブレット技術 小型チップを開発

» 2004年09月27日 16時27分 公開
[ITmedia]

 ワコムは9月27日、同社のペンタブレット技術を携帯電話などのモバイル端末にも容易に搭載可能にする小型低消費電力コントローラIC「W8002」を開発したと発表した。2005年度に約150万個の販売が目標。

photo 従来の2チップ構成(右、45×55ミリ)から大幅な小型化

 筆圧感知が可能な電池レス・コードレスペンや、ディスプレイにペン先を接触させなくてもカーソル移動が可能な「フライトポイント」機能など、同社のペンタブレット機能をそのまま利用できる。2.3ボルトの低電圧駆動による低消費電力化と、6×6ミリのBGAパッケージ化で小型端末に搭載しやすくした。

 同社は携帯電話の多機能化でペン入力へのニーズは高まっていると見ており、写真へのコメント入力や手書きメール入力などのほか、サイン照合機能といった新しいアプリケーションにもつながるとしている。

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