「1曲まるごと着うた」はけっこうイケル:モバイルコンテンツ・プチレビュー

» 2004年09月30日 12時58分 公開
[新崎幸夫,ITmedia]

 近頃、着メロ・着うたがおかしい。何がおかしいといって、変なサービスが目白押しである。「生活音に見せかけた着信音」などはまだいいほうで、「空缶に近づけると美しく響く着メロ」「聞くだけでモテモテになる着メロ」はては「萌える着メロ」なんてのもあった。

 最後のサービスは、「おにいちゃん♪」などと萌えボイスが鳴り響くのである。電車内とかで着信したらどうすんだ。まあいいですけど。

 そんな中で、目新しいながら「本格派」のサービスが登場した。オムロンエンタテインメントがアイ・シー・エージェンシーと共同で9月22日から提供している、「業界初、楽曲全体の着うたサービス」がそれだ。さっそく試してみた。

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コンテンツ名 WIN専用「うたロングDX」
料金 1曲368円
対応キャリア au(WIN端末)
対応機種 W11H、W11K、W21H、W21K、W21S、W21SA(記事掲載時点)
アクセス 「EZトップメニュー」-「カテゴリで探す」-「着うたR・着ムービー」-「J-POP・総合」-「インディーズ★スタイル」

 着うたといえば、サビの部分だけ30秒程度配信するもの。だがこれは「1曲まるごと」(もしくは演奏時間が3分を超える1〜2コーラス)配信する。これが同サービスの最大のウリだ。インディーズ★スタイルのトップページ中段あたりに「うたロングDX」のコーナーがある。

 CD音源を元にした高音質なステレオ対応の音楽配信で、容量は曲にもよるが1.5Mバイトにもなる。当然、WIN端末で「ダブル定額」に加入しているユーザーが対象となる(通常プランだと、通信料だけで2000円ぐらいかかったりする)。ちなみに料金は1曲368円と、少々高め。

 現在は交渉が済んだ楽曲、25曲を配信中。というわけで、そのうちの1つ「ガンバレって歌」(OUTSIDE SIGNAL)を落としてみる。ダウンロードには少々時間がかかるが、数十秒ぐらいのもの。さほど気にはならない。

 イヤホンをセットして聴いてみると、これがなかなか快適。編集者連中に聞かせると「へー、全然聴けるじゃないですか」とのリアクションが返ってきた。携帯をポケットにつっこんで、大音量にして聴いていると、流行の携帯音楽プレイヤーを利用しているのとさほど変わらない感覚だ。

 楽曲はメモリーカードへ移動(ムーブ)も可能。もちろん、メモリカード内にムーブしたファイルをそのまま再生できる。256MBのメモリーカードを利用すれば、約150曲を保存できるという。

 WIN端末でメモリカード対応といえば、「W21S」「W21SA」がある。ちなみに W21Sなら「サウンドオートプレイ」にすればフォルダ内の着うたを連続再生できる。W21SAなら「プレイリスト」を自分で作れば10件まで連続再生できる。なお、ファイルフォーマットは3G2だから、3G携帯で再生するのがメインとなる。

電池のもちは? ラインアップ拡充は?

 気になる点を2点確認しよう。まず、電池の持ちはどうか。オムロンエンタテインメントに確認したところ、「携帯が電池を食うのはやはり通話。音楽再生はそれほど電池が減りません」とのこと。新幹線で東京〜大阪間を往復しても、バッテリー表示が変わらなかった……という。

 対応楽曲のラインアップはどうか? 現時点で25曲だが、少々インパクトが弱い印象も受ける。筆者が音楽通でないこともあるが、前述の「ガンバレって歌」がかろうじて「おお、聴いたことある」という程度。「浪漫飛行」があったのでこりゃいいや、と思ったら、Psycho le Cemu(サイコ ル シェイム)がカバーしたバージョンだった。うむむ……(ファンの人ごめんなさい)。

 担当者によれば、ラインアップは当然ながら「これから増やす予定」という。

 インディーズ★スタイルでは、現在約4300の楽曲が配信されている。扱うアーティストの中には、「ケツメイシ」など大物の姿も。ぜひとも、彼らの曲を配信してほしいものだ。

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