おサイフサイズの携帯プリンタ「Pivi」で、私は“都合のいい女”?

» 2004年09月30日 22時01分 公開
[後藤祥子,ITmedia]

 富士写真フイルムが発売する携帯カメラ用プリンタ「Pivi(ピヴィ)」(9月30日の記事参照)。その大きさはなんと、おサイフと同じくらい(サイフにもよるけど)。前モデルにあたる「チェキプリンター NP-1」(2月4日の記事参照)は、手のひらサイズとはいえ、手からはみ出す大きさだったが、新モデルは正真正銘の手のひらサイズだ。


 手のひらに収まるサイズの「Pivi」。大きさはサイフと同じくらい

 赤外線ポートを備え、カメラ付き携帯から赤外線で送った写真をその場でプリントできる。前モデル同様、操作もシンプルだ。本体にあるのは電源ボタンとリピートボタンのみ。「電源ボタンの長押し」-「携帯から写真を赤外線送信」の2ステップで写真をプリント可能だ。

 黒い部分が赤外線の受信部。ここに携帯の赤外線を使ってデータを送り込むと、プリントされた写真が出てくる

 これだけ小さいと、「持ち歩いて使ってみよう」という気にもなる。いろいろ使っているうちに、自分なりの使い方を発見できるのも面白い。

 背面には専用フィルムとバッテリーを収納するエリアがある。フィルムの交換はパックを入れ替えるだけと簡単だ

使い方その1〜携帯メモリから消す前にプリント

 その昔(といっても1〜2年前)、携帯カメラで送信可能な写真のサイズは今ほど大きいものではなかった。そのため、撮影する写真も120×160ピクセルとか、120×120(iショットS)、288×352(iショットL)など、小さいサイズのものが多かった。

 このサイズの写真は、なんとも扱いが難しい。プリントするには小さすぎ、かといってPCに保存してスライドショーで見るというものでもない。そのくせ、案外面白い写真を撮っていたりするので、捨てるのも惜しい……といった具合だ。

 そんな写真をPiviで残しておく、というのが最初に思いついた使い方だ。ただ残念なことに、プリント画面サイズは61×46ミリで、小さい写真の場合は、原寸ではなく画面に合った大きさに拡大してプリントされる。そのため、120×160や120×120といった写真は、ぼけ気味な仕上がりになってしまう。それでも雰囲気は十分伝わるし、個人的には許容範囲だ。

 こんなデータをプリントして見ると……(左が128×96ピクセル、右が176×144ピクセルのデータ)


 左が128×96ピクセル、右が176×144ピクセルをPiviでプリントしたもの(プリントされたものをスキャンしたデータ)。ちょっとぼけ気味なのが分かる


 左はQVGA、右はVGAで撮影したものをプリント。とてもきれいだ

 QVGAサイズやそれ以上のサイズでは、驚くべき印刷力を発揮。かなりきれいな仕上がりを見せてくれた。

 「でも、それって家にプリンタがあれば、同じことができるじゃん」と思う人もいるかもしれない。一般的な家庭用プリンタと比べた際のメリットは、置き場所に困らないことや、トナー交換の必要がないこと、思い立ったときにPCなどを起動させることなく、すぐプリントできること、USBケーブルやAC電源が必要ないこと、外でも使えること……などが挙げられる。

 ただ、Piviでも専用のプリント用紙は別途購入しなければならない。Piviのプリンタ用紙が、チェキプリンター NP-1とは異なる点も注意が必要だ。

使い方その2〜焼き増し管理に使う

 Piviは、持ち歩いて使えるのがウリ。「合コンや会社の飲み会で、じゃんじゃんプリントして女の子の気を引く」……なんて使い方もできそうだ。しかし、それ以外でも使い道はある。例えば写真の焼き増し管理だ。

 最近の携帯カメラは、300万画素のものもあれば、光学ズーム付き200万画素なんていうものもある。近場の旅行なら、「ケータイだけ持っていけばいいや」と思えるくらいに画質も進化している。それほどの写真ともなるとやっぱり、L版くらいの大きさでプリントしたくなるものだ。

 ただ、どの写真を誰に何枚プリントするのかを管理するのは面倒なもの。あとでサムネイルを渡して聞いて回るのは、なんとも煩わしい。

 Piviなら、旅先でプリントして余白に名前や枚数を書き込んでもらえばいい。食事が終わってまったりしているときに、今日の思い出を反芻しながら、焼き増し枚数を聞く……という使い方もできる。

そして私は“都合のいい女”に

 Piviを見せると、たいていの友達は面白がる。そして、「じゃ、これもプリントして。あ、あれもこれも……」という展開になる。その友達がさらに友達に話し、「A子の分もお願い」……なんて言われる始末。「自分で買えよー」という言葉をぐっと飲み込み、黙々とプリントする私はまさに“都合のいい女”だ。

 Piviで危険なのは、実は“ここ”かもしれない。男性諸子は“都合のいい男”にされないよう、気をつけて使ってほしい。

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