黒ロム【くろろむ】

» 2004年10月19日 18時25分 公開
[江戸川,ITmedia]

 黒ロムとは、携帯電話(PHS含む)のROMに電話番号などの情報が書き込まれている状態。いわゆる正式に回線契約があって、そのまま使える状態になっている端末を指す。つまりショップで購入できる携帯電話は、あえて白ロムと指定しない限りすべて黒ロムとなる。

 製造されたばかりの端末には、キャリアの電話番号が入っていないため、新規加入時に電話番号などの情報をROMライターで内部に書き込む必要がある。ここでいうROMライターは、メーカーの用意するものではなく、あくまでもキャリアのもの。メーカーといえども正式な回線契約の申し込みが必要になるわけだ。

 最近になって黒ロムという用語が表面化してきた背景には、ROMに電話番号が書き込まれていない端末、すなわち白ロム端末が流通し始めたことがある。カメラ付き携帯電話の普及などで解約後の端末を持ち帰るユーザーが増えたため(2003年8月11日の記事参照)、白ロムが市場にあふれているのだ。

 黒ロムと白ロムの違いは、機種によってはアンテナマークの有無でわかるほか、自局番表示において電話番号が表示されるかどうかで判断できる。また、一部の機能については白ロム状態では動作しないものもあり、メニューにも変化が現れる場合がある。

 一方、解約したにも関わらず、黒ロムのような振る舞いを見せる、通称、灰ロムと呼ばれる端末がある。電話による解約や、電話機紛失によって解約だけ済ませた端末などがこれに該当する。灰ロムは白ロムに移行するまでの途中の段階であり、本来はショップなどに持ち込んで白ロムとしてもらうものだ。

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