プレイリストはいずれの機種でも作成できる。W21CAとW22Hは内部メモリの範囲内で特に制限なく作成できるといい、W21Tは20曲まで収録可能なプレイリストを最大5つ作れる。なお、ランダム再生やリピート再生はいずれの機種でも可能だ。
再生や停止、前後曲へのスキップ、早送り/巻き戻しといった基本的な機能は、全端末が装備。早送り/巻き戻しは、いずれの端末も左右の方向キーを使うが、W21CAとW22Hは単押しで、W21Tが長押し、W22SAが連打と押し方が若干異なる。
曲のスキップは、W22SAが[*][#]キーを使用。ほかの3モデルは「メールキー」と「EZキー」に割り当てられている。
携帯で音楽を聴く場合、MDやシリコンオーディオプレイヤーと同様、カバンやポケットに端末を放り込んでヘッドフォンで聴く──といったスタイルも多いだろう。この場合、ボリューム調整や前後曲へのスキップなどの操作を、閉じたまま行えると便利だ。
項目 | プレイヤー起動 | 再生 | 停止 | 曲のスキップ | ボリューム調整 |
---|---|---|---|---|---|
W21CA | ○ | ○(RECキー) | ○(RECキー) | × | ○(上下キー) |
W22H | ○ | ○(決定キー) | ○(決定キー) | ○(2つの下ソフトキー) | ○(方向キー上下) |
W22SA | ○ | ○(決定キー) | ○(決定キー) | × | ○(方向キー上下) |
W21T | × | × | × | ○(サイドキー上下の長押し) | ○(サイドキー上下の短押し) |
メイン液晶と4つのソフトキーが表に出ているスライドボディのW22Hは、使い勝手がいい。ミュージックプレイヤーの起動や再生が閉じたまま可能。2つの下ソフトキーがスキップボタンに、決定ボタンが再生や停止の操作に割り当てられている。サイドの終話キーを押せば、音楽プレイヤーを終了し、待ち受け画面に戻れる。
背面に液晶と4方向キー、決定キーを備えるW22SAも閉じたままさまざまな操作が行える。閉じた状態で背面の決定キーを押すとサブ液晶にメニューが表示され、ここから音楽プレイヤーの起動や再生が可能。方向キーの上下がボリューム調整だ。ただし曲のスキップは「閉じた状態では行えない」(KDDI)
回転2軸機構のW21CAは、液晶を表に出した状態にすると、サイドキーの操作で音楽プレイヤーを起動できる。再生や停止、ボリューム調整が可能だ。
冬WINのうち、「W21T」「W21CA」「W22H」にはminiSDカードスロットが装備され、ダウンロードした楽曲をメモリカードにムーブできる(ただし権利保有者の方針によってはできないものもある)。電話番号が鍵の役目を果たすため、機種変更後も電話番号が同じなら、再ダウンロードする必要なく音楽データを引き継ぐことが可能だ。冬WINでは、何Mバイトのメモリカードを利用できるのだろう。
KDDIによれば、128Mバイトのメモリカードは動作を保証しているという。256Mバイトは「発売に向けて動作確認中」。
W22SAは外部メモリスロットを備えていないため、すべての楽曲を端末内のメモリに保存することになる。そのため内蔵メモリは40Mバイトと大容量。着うたフルの1曲当たりの容量がおおむね1.5Mバイトというから、25〜26曲は入る計算だ。
残念なのは、機種変更時に端末内の着うたフル楽曲を新機種に移行できない点。「移行のためのサービスは、特に用意していない」(KDDI)
いずれの機種も、アーティスト別やジャンル別など、自分の好みに合わせたプレイリストを作成できる。ダウンロードした楽曲をminiSDにムーブできるのは既報の通りだが、作成したプレイリストはminiSDへの保存には対応していない。
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