「着うたフル」に関する5つの疑問(2/2 ページ)

» 2004年10月27日 16時41分 公開
[後藤祥子,ITmedia]
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 プレイリストはいずれの機種でも作成できる。W21CAとW22Hは内部メモリの範囲内で特に制限なく作成できるといい、W21Tは20曲まで収録可能なプレイリストを最大5つ作れる。なお、ランダム再生やリピート再生はいずれの機種でも可能だ。

 再生や停止、前後曲へのスキップ、早送り/巻き戻しといった基本的な機能は、全端末が装備。早送り/巻き戻しは、いずれの端末も左右の方向キーを使うが、W21CAとW22Hは単押しで、W21Tが長押し、W22SAが連打と押し方が若干異なる。

 曲のスキップは、W22SAが[*][#]キーを使用。ほかの3モデルは「メールキー」と「EZキー」に割り当てられている。

 携帯で音楽を聴く場合、MDやシリコンオーディオプレイヤーと同様、カバンやポケットに端末を放り込んでヘッドフォンで聴く──といったスタイルも多いだろう。この場合、ボリューム調整や前後曲へのスキップなどの操作を、閉じたまま行えると便利だ。

  • 閉じた状態での操作
項目 プレイヤー起動 再生 停止 曲のスキップ ボリューム調整
W21CA ○(RECキー) ○(RECキー) × ○(上下キー)
W22H ○(決定キー) ○(決定キー) ○(2つの下ソフトキー) ○(方向キー上下)
W22SA ○(決定キー) ○(決定キー) × ○(方向キー上下)
W21T × × × ○(サイドキー上下の長押し) ○(サイドキー上下の短押し)

 メイン液晶と4つのソフトキーが表に出ているスライドボディのW22Hは、使い勝手がいい。ミュージックプレイヤーの起動や再生が閉じたまま可能。2つの下ソフトキーがスキップボタンに、決定ボタンが再生や停止の操作に割り当てられている。サイドの終話キーを押せば、音楽プレイヤーを終了し、待ち受け画面に戻れる。

 W22Hは、ほとんどの操作を閉じたまま行える。「早送りや巻き戻しは方向キーの左右、ボリューム調整は上下キー」(説明員)。なお、音楽プレイヤー再生中はキーロックが効かないので、注意が必要だ

 背面に液晶と4方向キー、決定キーを備えるW22SAも閉じたままさまざまな操作が行える。閉じた状態で背面の決定キーを押すとサブ液晶にメニューが表示され、ここから音楽プレイヤーの起動や再生が可能。方向キーの上下がボリューム調整だ。ただし曲のスキップは「閉じた状態では行えない」(KDDI)

 W22SAは、背面に1.5インチのTFT液晶と決定キー、方向キーがあり、これらのボタンで音楽プレイヤーを操作できる。背面のキーは、省電力モードになると動作しないため、誤動作の心配がない

 回転2軸機構のW21CAは、液晶を表に出した状態にすると、サイドキーの操作で音楽プレイヤーを起動できる。再生や停止、ボリューム調整が可能だ。

miniSDカードは何Mバイトまで使える?

 冬WINのうち、「W21T」「W21CA」「W22H」にはminiSDカードスロットが装備され、ダウンロードした楽曲をメモリカードにムーブできる(ただし権利保有者の方針によってはできないものもある)。電話番号が鍵の役目を果たすため、機種変更後も電話番号が同じなら、再ダウンロードする必要なく音楽データを引き継ぐことが可能だ。冬WINでは、何Mバイトのメモリカードを利用できるのだろう。

 KDDIによれば、128Mバイトのメモリカードは動作を保証しているという。256Mバイトは「発売に向けて動作確認中」。

W22SAは、機種変更時に楽曲を引き継げる?

 W22SAは外部メモリスロットを備えていないため、すべての楽曲を端末内のメモリに保存することになる。そのため内蔵メモリは40Mバイトと大容量。着うたフルの1曲当たりの容量がおおむね1.5Mバイトというから、25〜26曲は入る計算だ。

 残念なのは、機種変更時に端末内の着うたフル楽曲を新機種に移行できない点。「移行のためのサービスは、特に用意していない」(KDDI)

プレイリストもメモリカードに保存できる?

 いずれの機種も、アーティスト別やジャンル別など、自分の好みに合わせたプレイリストを作成できる。ダウンロードした楽曲をminiSDにムーブできるのは既報の通りだが、作成したプレイリストはminiSDへの保存には対応していない。

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