冬WINのハイエンド、「W21CA」を試す(1/4 ページ)

» 2004年12月29日 17時14分 公開
[坪山博貴,ITmedia]

 「W21CA」はカシオ計算機製としては初となるWIN端末だ。同社はカメラ機能で常に先陣に立っており、“カメラ機能ならカシオ”というイメージも確立している。WIN端末の投入は最後発となったが、それだけに待望するユーザーも多い。またカシオは、既に3つのWIN端末を開発済みの日立製作所と協業体制にあり、WIN端末を設計する上でのノウハウに不安はない。

無骨なイメージまではないが、基本的には直線基調のデザイン。2軸ヒンジタイプでは最も多い形状で、ディスプレイを表にするとさらに直線基調のイメージが強くなる

 まず注目はカメラ機能だ。AF付の200万画素CCDカメラを搭載しており、回転2軸ヒンジを使ったデジカメスタイルでの撮影も可能。320万画素カメラ搭載の「A5406CA」からスペック上は後退したことになるが、荻窪氏のレビューでも触れている通り携帯電話のカメラ機能としてバランスを考慮した結果だ。(カメラのレビューはこちらを参照

 第2の注目点がフルブラウザの搭載だ。DDIポケットの京セラ製端末同様Operaを搭載し、PC向けのサイトを過不足なく閲覧できる。2.6インチ、400×240ドットという高解像度なディスプレイを搭載したのも、主にフルブラウザの使い勝手を考慮の上だろう。(ブラウザのレビューはこちらを参照

 ヒンジ部は、ディスプレイ部が180度回転する2軸ヒンジ構造を採用。サイズで見ると、2004年冬WIN端末ではW22Hに続いて2番目に大きな大きな端末だ。実際にはスタンダードな折りたたみ形状の「W21T」と比較しても高さが4ミリ程少し高いだけなのだが、2軸ヒンジであることも影響した直線的でフラットなデザインが数値以上に大きさを感じさせる。重量も143グラムと重量級で、大きく、重たい端末であることは否定できない。

操作部の十字キーはヘアライン加工されるなど、質感にもこだわっている。右側面の5つのキーはデジカメスタイルでの操作にも利用される。平型のイヤフォンマイクジャック部のカバーはケーブル側のコネクタと干渉しない形状だ
数字キーはキートップも大きくかなり余裕を持った配置。ただし縦に長く配置され過ぎで、操作しなければいけない範囲が広く、数字キーも下に寄りすぎの感がある

 操作部は数字キーを余裕を持って配置しているのが印象的で、窮屈感は全くない。一見操作しやすそうなのだが、縦に余裕を持たせすぎの印象で、[*][0][#]といったキーが下に寄りすぎだ。重量がある端末だけに片手での操作時には中央部をしっかり握りたいのだが、ちょっと下のほうを握らないと操作しにくい。手の小さめな女性に触ってもらったが、やはり手に余るという意見が多かった。

 充電スタンドは、本体を横向きに立てて置くちょっと変わったタイプ。ディスプレイを表にしたまま置けば、カレンダーや時計代わりにも使えるという趣向だ。また充電スタンドにはPCとUSB接続でき、体験版が付属する「MySync Suite」を利用すると、充電スタンドに置くと同時にアドレス帳やPIM情報を同期する機能も備えている。

 メディアスタンドと呼ぶ機能ではディスプレイを表にして充電スタンドに置くと、指定したプレイリストを自動再生できる。再生時間を1時間または2時間に限定したり、ランダム再生したりでき、音量も呼び出し音などとは別に設定できる。充電だけしたいときはディスプレイを内側に向けた状態で充電スタンドに置けばいいので、使い分けも簡単だ。

充電スタンドは独特のデザインで、充電中でもディスプレイが見やすい。充電スタンドはけっこう奥行きがあり、さらにケーブルの接続も考慮するとそれほど省スペースというわけでもない点には注意だ
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