新規契約の待ち時間を短縮〜KDDI、契約業務にOTA採用

» 2005年01月06日 17時25分 公開
[後藤祥子,ITmedia]

 KDDIは、端末の契約業務に必要なIDの書き込みや消し込みを、無線経由で行える仕組みを全国のauショップおよび量販店に導入する。1月11日から。

 KDDIでは10月末以降、OTA (Over The Air) 機能を装備した端末を発売。OTA対応の端末は、ショップスタッフが端末操作することで無線によるID情報の書き込みや消し込みを行える。対応端末は「A1403K」「W22H」「W22SA」「W21T」「talby」「W21CA」「W21T」「A5507SA」。今後発売される端末は、すべてOTA対応になる。

 これまでショップが新規契約や機種変更、解約を行う際には、携帯電話を専用端末にケーブルでつないで、携帯電話情報の書き込みや消し込みを行う必要があった。「専用端末を置いていないショップでは、ユーザーをお待たせすることもあった。また置いているショップでも、ほかの端末の契約処理を終えるまで使えないため、混雑時には時間がかかる場合もあった」(KDDI広報)。

 OTAを採用することで、専用端末を置いていない量販店でも契約処理が迅速に行えるようになり、ユーザーの待ち時間を短縮できるという。

 OTAを使ったID処理の利用イメージ

 KDDIはこれまでにも、OTA対応の業務向け通信モジュールを提供している(2004年6月の記事参照)

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