第1回 大画面+ATOK、「W21CA」の文字入力の実力は?効率よいメール入力を考える(4/4 ページ)

» 2005年01月12日 17時19分 公開
[太田純,ITmedia]
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WIN端末共通の便利な基本操作

 W21CAに限らず、最近のau端末は標準機能として「逆トグル機能」と「大文字小文字変換」を搭載している。逆トグルは、文字入力中にひとつ前の文字に戻る機能で、「#」に割り当てられている。たとえば「あ」を続けて押すと「あ」→「い」→「う」→「え」と進むが、ここで「#」を押すと「う」に戻るというわけだ。また、「あ」「A」など大文字小文字をもつ文字がカーソル位置にあるときに「*」を押すと、大文字と小文字が切り替わる(大文字小文字変換)。例えば「あ」にカーソルがあるときは「*」を押すと「あ」→「ぁ」→「あ」のように変化し、「A」にカーソルがあるときは「A」→「a」→「A」のように変化する。

 英数字やカタカナを入力する方法として、最近ではさまざまな機種で英数カナ変換が採用されている。W21CAでは漢字モードのままひらがなを入力して左ソフトキーを押すと、入力したキーに対応する英字/数字/カタカナ/記号の候補が表示される。例えば「1234」と入力したければ「あ」「か」「さ」「た」左ソフトキー「6」と入力すればよいし、「STOP」と入力したければ「め」「や」「ふ」「ま」左ソフトキー「2」と入力すればよい。ただしW21CAでは「あ」を3回押して(つまり「う」を入力して)左ソフトキーを押しても「111」を入力することはできず、そうしたければ「あ」を3文字入力するしかない。

 なお、入力中の文字がないときに「#」を押すと、絵文字→半角記号→全角記号の一覧が表示される。カーソル位置の記号を決定キーで選ぶと通常の文字入力モードに戻るが、右ソフトキーで選んだときは記号一覧モードにとどまり、記号を連続して入力できる。一覧の最初の行には最近使った記号が表示されているので、いくつかの記号をくり返し使うときはすばやく選べる。

 入力中の操作ミスで打ち直しをさせられるのはいやなものだ。ATOKには確定アンドゥ機能が用意され、入力を変換して確定した直後なら、オフフックキーを押せば最後に確定した文字を読みに戻せる。決定キーを押してから変換ミスに気付いたときも、確定アンドゥがあれば打ち直しせずにすむ。従来のATOKにも搭載されていた機能だが、あまり知られていないようだ。

絵文字一覧(左)と全角記号一覧(中)。入力中の文字がないときに「#」キーで表示される。最近使った記号は1行めに並ぶので入力しやすい。英数カナ変換の画面(右)を見ると、英数字については半角と全角の両候補が用意されている
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