ソフトバンクは北海道大学と協力して、TD-CDMA方式の通信技術の実証実験を行う。大学構内で2GHz帯対応のPCカード型端末を利用し、1年間にわたりデータ収集を行う。
同社は以前、携帯事業参入を検討する過程でCDMA2000方式とTD-CDMA方式の技術比較を行っていた。その結果、CDMA2000のようなFDD方式のCDMA技術を採用して参入する考えがあることを発表した経緯がある(2004年12月27日の記事参照)。
「当時は、音声用としてTD-CDMAを検討していた。今回は“高速データ通信用”として実験を行う」(ソフトバンク広報)。寒冷地で積雪がある中、どれほど電波が到達するかなどを調べる狙いという。
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