ドコモには負けない? auフィギュアの「ここに注目」(1/3 ページ)

» 2005年06月20日 21時31分 公開
[杉浦正武,ITmedia]

 携帯フィギュアといえば、これまでドコモのものが有名だった。しかし6月20日から、新たに「auケータイフィギュアセレクション」がコンビニなどの店頭に並ぶ(4月27日の記事参照)。両キャリアのライバル関係そのままに、フィギュアの世界でも「よりリアルに」「より精巧に」を目指した戦いが繰り広げられている。

Photo auケータイフィギュアセレクション

 ドコモのフィギュアを製作したのがマイタンであるのに対し、auフィギュアを販売するのはミニチュア製作を手がけるヨーデル。そのヨーデルとともに、製品の企画・開発を行ったシー・エム・ランドの木田茂男氏に、auフィギュアの特徴、ポイントなどを聞いた。

キー部が「別パーツ」のこだわり

 木田氏は、フィギュア企画のきっかけを「もともと携帯が好きだったから」と話す。

 「ドコモのフィギュアを意識していない……といえばウソになるが、『ドコモがあったからauも』ではない。デザイン的にもau端末のほうが個性があり、作りがいがあるかなと思った」

Photo シー・エム・ランドの木田氏。コンビニ販売では、若者層に人気のau端末のほうが向いているだろうと話す

 企画をスタートさせたのは、2004年10月頃のこと。その後、年明けになって正式に企画が決定する。フィギュア化する機種は「2004年の秋冬モデル」と決め、まず5機種について開発を開始した。このとき注意したのは、ひたすらリアルさを追及することだったという。

 木田氏の熱意は、たとえば端末キーの部分に現れている。フィギュアをよく見ると、本体とは別パーツとして端末キーが用意されている。両者をはめ合わせ、一台の端末を組み立てる構造だ。

Photo フィギュアパーツを分解したところ。キーパーツが、本体下からせり上がらるようにして組み合わさる

 液晶面もこだわった。単に「表面にイラストを貼り付けるだけ」ではなく、別パーツのクリアディスプレイを用意し、クリアディスプレイと本体の間に液晶面を表現した紙を挿し込むスタイルをとっている。

Photo 液晶面も複数のパーツから成り立つ

 当初液晶面のイラストは、のりでクリアパネルに貼ろうと考えたが、これでは“のりの層”ができてしまうことが判明。紙のサイズを計算して、うまく枠にはめこんで固定できるよう工夫するなど、試行錯誤を重ねた。

 「手間もコストもかかるが、よりよいものを目指すべきだと考えた」

 もちろん、基本の部分もしっかり押さえている。プリントの文字は極細になっており、40%スケールでありながら字がつぶれていない。全体の造形も実機から3Dの図形を起こして制作しており、「機械で彫っている。ただそれでは細かい線は出ない部分もあるので、さらに職人が線を引いている」。

 色みにもこだわった。

次ページ:匠の世界? 細かい塗りわけぶり
       1|2|3 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年08月07日 更新
  1. 元グループ会社が「ドコモの銀行」になった不満を吸収? SBI新生銀行が「SBIの銀行」として最大5.2万円のキャッシュバックキャンペーンを開催 (2026年08月05日)
  2. “Suicaが使えない”クレカ・QR専用改札機に賛否 「問題なく運用できる」「交通系ICの方がスムーズ」 (2026年08月05日)
  3. ドコモが念願の増収増益に好転 「ドコモMAX」好調も後押し、今後は“ロイヤルユーザー”を重視 (2026年08月06日)
  4. まだ「つながりにくい」声ある“ドコモ通信品質問題”の現在地 前田社長が明かす「道半ば」の詳細解説 (2026年08月06日)
  5. SNSで多発する「無料であげます」投稿の正体 “お涙ちょうだい”で偽サイトやLINEへ誘導するカラクリ (2026年08月06日)
  6. Rakuten Linkに「AI通話要約機能」、楽天モバイル契約者は追加料金なしで使える (2026年08月05日)
  7. スマホの「エアコン冷却」がダメなワケ 猛暑日にやりがちな“水没”の危険性と正しい冷やし方 (2026年08月06日)
  8. 工事不要で14畳まで冷房可能「タンスのゲン スポットクーラー 79800020」がタイムセールで10%オフの5万3999円に (2026年08月05日)
  9. 「NHK受信料の値上げは検討していない」――会長が明言 スクランブル化を求める声絶えず (2026年08月07日)
  10. 厚さ約1.2mm、“ほぼ、裸”のiPad Pro(M4/M5)向けケース「The Frost Air」発売 ケースフィニットから (2026年08月05日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー