W21CAのマクロモードで撮影した花であるが、これにクローズアップレンズを付けて撮ってみる。
これだけ近寄ってでかく撮れるのだ。ここまで寄って撮れると楽しい。
W21CAのようにAF付きのモデルだと、クローズアップレンズをつけてもAFが“よきに計らってくれる”ので楽だ。
固定フォーカスの端末だと、画面を見ながらピントの合う範囲を見極めないといけない。でも画面を見ながらだいたいピントが合う距離で撮ってみると、なんとかなるもの。通常のマクロモードの半分以下の距離に近寄れると思っていい。
F900iTの場合だと、
上のように写っていたものが
こうなる。これほど分かりやすい成果はないってくらい、近くで撮れるのである。普通のマクロモードでは無理な距離だ。
この製品群のポイントは2つある。1つは、クオリティ面ではやはり大きな期待はできないということ。今回の作例を比べただけでも、ワイコンやテレコンは微妙に歪んだり、流れたり、周辺が「ケラレたり」とそう素晴らしい出来ではない。ただ、もしクオリティを追求すると、このサイズではなかなか収まらなかっただろう。
もう1つは、機動力が素晴らしいこと。マグネット式なので、面倒くさくないのがいい。あっ、と思ったらさっ、と取りだしてくっつけてやればいいのだ。
こんなシチュエーションにも対応できるのである。
クオリティと実用性で考えれば、一番お勧めはクローズアップレンズ。次は広い範囲が撮れて楽しいワイコン、3番目にデジタルズームとの併用という条件でテレコンという感じだろうか。
●編集部からのお知らせ 荻窪圭 氏による携帯カメラ機能のレビュー連載「ケータイカメラ画質研究ラボ」が、リ ニューアルしました。新連載では画質比較に止まらず、その携帯カメラが「どん な特徴を持っているか」「どう使うと楽しいか」を積極的に取り上げていきます。 引き続き、ご愛読いただけますようよろしくお願いします。 |
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