この倍率は、一般的なデジカメ用コンバージョンレンズよりでかい。クオリティよりも、誰が見ても効果が分かるくらい極端な倍率を選択したのだと思う。
製品には、レンズとキャップとケータイに貼り付ける2つのマウントリング、それにストラップがセットになっている。小さなレンズなので、なくしたり持って行き忘れたりしがちだが、ストラップでケータイにぶら下げておけばいつでも使えるという寸法だ。
ただ、このストラップはゴムリングをコンバージョンレンズの窪みにはめているだけ。そのため乱暴に扱うと、すぐレンズが外れてしまうのが残念だ。一度、そのせいで落としてしまった。
使い方は簡単。マウントリングのウラにあるシールをはがして、カメラ付きケータイのレンズ部に貼るだけだ。重要なのは、自分の端末に貼れるかどうか。レンズ部のデザインは端末によって違うので、こればかりはなんともいえない。
マウントリングは内径が8ミリ、外径が13ミリなのでこれを貼り付けるスペースがあるのが第一条件。「D901iS」や「W31S」のように開閉式レンズカバーがあると、ちょっと無理。あまりにでかいレンズが付いている端末や(まあそれはないか)、レンズ部のデザインの問題でリングを貼るスペースがない端末も難しい。でもまあ、けっこう多くの機種が対応できると思う。
とりあえず現在筆者が使っている、auの「W21CA」とFOMAの「F900iT」に貼り付けてみた。ちゃんとレンズの中心が合うよう、手で微調整することが重要だ。
そしたら撮影である。
W21CAの1600×1200ピクセルモードで、いつもの黄色い象のすべり台を撮ってみた。
もう、写ってる範囲が全然違うのがわかる。0.5倍というのは強力なのだ。ただし、四隅の流れ方がものすごい。多少はしょうがないとはいえ、クオリティよりはワイドっぷりを楽しむレンズだと割り切ろう。これだけ写る範囲が広がると十分楽しいから。
次は望遠だ。
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