携帯にカメラは一応付いているけれど、もっとズーム機能があったらなあとか、もっと近寄って撮れたらなあ……というユーザーは多いだろう。でもそのためだけに、ケータイを買い換えるのはバカバカしい。あるいは、今のカメラ機能に不満はないけれど、もっとカメラで遊びたい。
そんな人にかなりお勧めできる代物がある。トダ精光の「携帯電話カメラ用コンバージョンレンズ」だ。要するに、ケータイのカメラの前にさらにレンズを置いて、広角にしたり望遠にしたり、マクロ機能を強化しましょうというアイテムだ。
単純な話、カメラのレンズの前に虫眼鏡を置けば、普段よりでかく撮れる――というのと似た発想の製品。それをちゃんとカメラ付き携帯のカメラサイズに合わせて設計し、使いやすくした製品と思えばいい。
デジカメ用のコンバージョンレンズなら、サードパーティの製品が出ている。しかしケータイ向けにそうしたレンズがなかったのは、ひとえに「ケータイにどうやってレンズを装着するか」という問題があったからだ。携帯電話はもともと、そんなことを考えた作りになってないのだから。
で、トダ精光が出した答えは「磁石」である。予めケータイのカメラ側に、鉄のドーナツ型の板(「マウントリング」と呼ぶ)を貼り付けておく。そこに、磁石を仕込んだ別のコンバージョンレンズをとり付けるわけだ。磁石だから、脱着は簡単である。
実際に製品を見てみよう。
用意されているのは3タイプ。より遠く、望遠で撮れる2倍のテレコンバージョンレンズ(一般にテレコンと略す)、逆により広い範囲を撮れる0.5倍のワイドコンバージョンレンズ(一般にワイコンと略す)、そして近くのものを大きく撮れる(=マクロ撮影)4倍のクローズアップレンズの3種類だ。
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