KDDI初のワンセグ対応機として登場するのが三洋電機製のWIN端末「W33SA」。既にワンセグサービスの発表会で披露されているが、詳細な機能が明らかになった。ワンセグ、アナログテレビ、FMラジオ、SD-Audio機能を備え、PTTサービスの「Hello Messenger」も利用できる。なお、au ICカードには対応していない。
モバイル機器向けの地上デジタル放送「ワンセグ」を受信するためのチューナーを内蔵し、ワンセグのテレビ番組やデータ放送を2.4インチディスプレイで閲覧可能。字幕表示や主音声/副音声の切り替えも行える。携帯電話の通信機能と連携したKDDIのワンセグ向けサービス「EZテレビ ワンセグ」にも対応する。
アナログテレビチューナーやFMラジオチューナーも内蔵され、アナログテレビ放送やFMラジオ放送も楽しめる。QVGAサイズでアナログテレビ番組を40分、ワンセグを20分録れる録画機能、FMラジオ番組を60分録れる録音も用意した。またSD-Videoにも対応し、対応するAV機器でminiSDカードに録画した番組を携帯で視聴可能だ。本体には赤外線機能が装備され、赤外線搭載機間でのデータのやりとりが可能。本体をテレビやビデオのリモコンとしても利用できる。
FMラジオとテレビのアンテナは本体に内蔵されており、イヤフォンなしでいずれの機能を使える。端末上部に伸ばすことができるホイップアンテナも備えており、これはテレビのU局専用。通話やラジオの通信には利用しない。アンテナ機能を備えたイヤフォンも用意されるが、こちらはラジオ専用だ。テレビやFMの音楽を聴きながらメールの送受信やEZwebの閲覧、各種基本機能も操作できるなど、ながら機能も充実している。
音楽機能は着うたフルへの対応に加え、CDリッピングした音楽を携帯で楽しめるSD-Audioに対応。別売りの音楽管理ソフト「SD-Jukebox」をPCにインストールすることで、CDリッピングした楽曲をminiSDカードに転送できる。「Bass」「Clear」「Pop」「Rock」などから選べるイコライザー機能を備え、本体のフロント部分に装備されたステレオツインスピーカーとSpatializerの3Dステレオ技術により、迫力の音が楽しめるという。
再生は「リピート」「ランダム」などの設定を用意。音楽を聴きながらメールの作成や送受信、EZwebの閲覧が可能なBGM再生にも対応する。
カメラはAF機能付きの126万画素CCDが搭載され、最大1280×960ピクセルの静止画を撮影できる。ほかにもカメラはOCR機能のデータ読み取り用に使え、名刺などに印刷された名前や数字などをテキストとして取り込んだり、カメラに写した日本語/英語の単語の意味を内蔵の「カメラ de 辞書」で調べたりできる。
ほかにも「聴かせて検索」「安心ナビ」、簡単操作でよく連絡する相手に電話やメールを行える「ペア機能」を装備。高音質モードと標準モードから選べるAAC対応のICレコーダー機能も備える。また、本体はUSBマスストレージクラスに対応しており、別売りの「USBケーブルWIN」を使ってPCと端末を接続すると、端末内のminiSDをPCの外部記憶装置として認識させることが可能だ。
製品名 | W33SA |
---|---|
サイズ | 約50×105×27ミリ |
重さ | 約150グラム |
連続通話時間 | 約210分 |
連続待受時間 | 約250時間 |
カメラ | AF付き126万画素CCD |
外部メモリ | miniSD(非同梱、メーカーサポートは512Mバイトまで) |
メインディスプレイ | 2.4インチ約26万色TFT液晶(QVGA) |
サブディスプレイ | − |
Hello Messenger | ○ |
EZテレビ ワンセグ | ○ |
EZテレビ | ○ |
EZFM | ○ |
EZチャンネル | ○ |
EZナビウォーク | ○ |
着うたフル | ○ |
着うた | ○ |
安心ナビ | ○ |
聴かせて検索 | ○ |
ペア機能 | ○ |
ボディカラー | アドバンスブラウン、プログレスシルバー |
データフォルダ容量 | 約50Mバイト |
Eメール送信BOX容量 | 約768Kバイト |
Eメール受信BOX容量 | 約1.28Mバイト |
日本語入力 | Advanced Wnn V2 |
着メロ和音数 | 最大128和音 |
バイリンガル | ○ |
Eメールバックグラウンド受信 | ○ |
発売日 | 12月上旬 |
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.