128万画素のCMOSでもなかなかの頑張り〜W32H荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(3/3 ページ)

» 2005年11月01日 20時12分 公開
[荻窪圭,ITmedia]
前のページへ 1|2|3       
Photo

 ニンジンの色などは非常にリアル。十分に明るい室内というのは、コントラスト差が少ないので撮りやすいのだ。

 では白熱灯の暗めの部屋へ行ってみた。

ライト未使用 ライト使用

 白熱灯の部屋ではホワイトバランスが追従しておらず、オレンジかぶりが結構大きい。ライトをつけると、この距離だとライトの青白い光と赤めの白熱灯の光がまじって紫っぽくなってしまった。ちょっと残念。

 ただしマクロモードにして近距離でライトを使えば……

 かなりいい感じで撮れる。

 カシオの「W21CA」や「W31CA」といったCCDを使った上位ランクの携帯に比べると、やはりちょっと画質は落ちるけれども、その分フォーカスも固定で気軽に撮影できるので悪くない出来といえる。

インタフェースはカシオ製端末と一緒

 W32Hのメニュー構成はシンプル。だが、カシオの「ベストショット」に相当する「撮影シーン」機能はしっかり入っている。そのほかに操作として可能なのは、明るさの補正とホワイトバランスの補正くらいだ。画像はVGA以上になると横位置で記録される。

Photo (左)撮影時の画面。このあたりのインタフェースはカシオ製端末と一緒。SXGAモードなので撮影情報は横向き表示(右)メニューはシンプル。撮影シーンは、シーンモード。撮影補助はホワイトバランスや撮影効果。撮影モードはケータイモードとPCモードの切り替えを行う。
自分撮りモード。サブディスプレイは1インチで64×96ピクセル。ライトはLEDひとつだがけっこう明るい

 側面にもシャッターボタンはあるが、これは自分撮り用で普段はセンターボタンで撮るのがいいだろう。撮影自体は快適で、最高画像サイズで撮ってもさほど待たされることはない。また再生時のサムネイル表示も、サムネイルからの全画面表示も高速だった。

 便利なのは、よく使う機能のほとんどにショートカットキーが用意されていること。0を押すとガイドが表示されるが、W32Hは機能が多くない分、ショートカットキーを覚えてしまえばだいたいの操作はこれでまかなえるだろう。

(左)撮影シーンは5種類用意されている(右)「0」を押すとこのようなガイド表示が出る。このガイド表示は便利。多くの機能がショートカットキーに割り当てられているからだ

 W32Hは、パンフォーカスでCMOSセンサーということもあってカメラ性能重視で選ぶ端末ではない。ただ全体の印象として「なかなか頑張っている」ということは確かだ。

前のページへ 1|2|3       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2024年