今回はauの、WINではなく、普通のCDMA 1X端末。WINではないが薄くて軽くて、それでいて海外ローミングサービス「GLOBAL PASSPORT」対応というのが特徴の「A5514SA」だ。海外出張の多いビジネスマンというよりは、海外旅行が好きなOLさんとかそういう人がターゲットということらしい(9月9日の記事参照)。
海外ローミング対応というと端末もハイエンドでゴツくなりがちだが(2004年5月18日の記事参照)、そういうケータイは持ちたくない人に向いている。ついでにカメラの画質もよければ、デジカメを持っていく手間が省けてバンバンザイ……といくかどうかが、重要なポイントになる。
「W32H」の記事(11月1日の記事参照)と同時に作例を撮ったので似た写真が並ぶが、その分比較していただけてよいと思う。ちなみにW32Hは、128万画素のCMOSセンサーでパンフォーカス、A5514SAは131万画素のCMOSセンサーでパンフォーカスだ。スペックを比べただけだと一見、A5514SAのほうがよさげだが、実際にはどうか。
以下は晴れた日の公園でポートレート。
日差しがあたっている頬の部分のトビ方が、けっこうすごい。日差しを浴びたところが白飛びするのは仕方がないのだが、問題はそのトビ方。滑らかじゃなくて、影→中間→白トビと三段階に分かれてトんでるのがわかると思う。これはちょっとよろしくない。
そこで日陰へ行ってみた。
128万画素CMOSセンサーのW32Hではけっこうナチュラルな肌色が出たシーンだが、A5514SAでは直射日光はあたっていないのに、頬の部分が少しトんでしまった。
ただし近距離でもピントが合っているし、ディテールは出ている。CMOSセンサーのパンフォーカスモデルとしてはなかなかだ。カメラとしては、無理に高画素で撮らないでVGAやQVGA(壁紙)サイズなどで楽しみながら撮るのがいいかもしれない。
QVGAモードで撮ってみた。このくらいなら問題ない(背景の緑に出てる偽色は気になるが)。さらにフレーム+セピアカラーで遊んでみた。
では例によって、黄色い象のすべり台を。
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