海外旅行でデジカメとして使えるか? A5514SA荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(2/3 ページ)

» 2005年11月02日 20時48分 公開
[荻窪圭,ITmedia]

 すべり台は人物とは異なり白トビもせず、きれいに描写されている。ただ青や赤や背景の緑を見ると、色がややくすみ気味。

 青空の写真は頑張ってきれいに出ているが、ちょっとダイナミックレンジが足りない絵になってしまった。このあたりはW32Hと比べてみると分かりやすい。

W32H A5514SA

 色の違いとは別に、時計台に注目。W32Hはなんとか文字盤が読めるが、A5514SAは完全に真っ白になってしまった。露出の違いもあるけれども、ダイナミックレンジの違いも大きい。

 これは採用したCMOSセンサーの違いといっていいだろう。詳細は公表されていないが、A5514SAの方がピントの合う範囲が広いことを考えても小型のセンサーを使っている(そのため、同じ画素数でもダイナミックレンジが狭かったり感度が低かったりする)のだろう。それが、画質の差に大きな影響を及ぼしているのだ。

 屋外編最後としてマクロも。

 パンフォーカスながら近くまでピントが合っているけれども、ディテールの色の出方がちょっと不自然なのが惜しいところだ。

 続いて室内。

 蛍光灯下でマクロモードに設定して、野菜を撮影。ディテールは思ったよりしっかりしているが、ホワイトバランスを補正しきれなかったのが残念だ。

 A5514SAの特徴はライト。通常のライト点灯のほかに「フラッシュモード」がある。これは撮影の瞬間に強く光るというモードだ。

 両方で撮り比べてみると……

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