ITmedia では、これも2005年に注目されたサービスということで、「プッシュツートーク(PTT)」はいかがでしょう。
斎藤 それは、ファンがいますから(と神尾氏を見る)。
神尾 みんなやろうよ!、「プッシュトーク」。
斎籐&ITmedia えー!?
神尾 ラーメン屋に行こうよ、これで(笑)
ITmedia 先日、実際に使ってみたときのことを……電車から降りたら、斎籐編集長からプッシュトークがかかってきたんです。応答して、ちゃんと聞こえてるのに、斎籐編集長は「何? 聞こえないの!?」って、どうも聞き取れていないようなんです。「聞こえてます、聞こえてます!」って言っているんですけれど、「もー! 使えねえなあっ」って(笑)
神尾 みんなトレーニングが足りない! プッシュトークのリズムに合わせるの!!
斎籐&ITmedia (大爆笑)
神尾 リズムに合わせなきゃダメなんですよ。
ITmedia あの、すみません、プッシュトークのリズムってどんなものですか?
神尾 一拍置く、これですよ。音を聞いて、一拍おいてからすべて動作する、ってことです。まだ第1世代のサービスなんで、確かに問題はあるんですよ。正直なところ、私も現時点でこれがいいとは思っていないですよ。ただ、米校でSprint Nextelを見てきた限り、プッシュツートーク型のサービスはリファインすれば結構使えると思ってますよ。特に仕事でのグループコールに使うのは便利です。
斎藤 メールほどのんびりはしていないけれど、音声通話ほどリアルタイムでもなくて、この感覚はインスタントメッセンジャー(IM)みたいな感じですね。だから文字のIMと組み合わせたauは、センス的には近いなと思ったんです。でも、これってコミュニケーションのツールじゃなくて、一方通行伝達メディアなんですよね。
神尾 そうそう、命令するためのツールですよ。
斎藤 これで会話しちゃダメで、発言する人は「おまえ、これしろー」で終わり、というような使い方ですよね。
神尾 「会話するなら電話かけてください」ってことですよ。
斎藤 単に「伝達する」ということに使わないと、進化が分かりにくいサービスなんだと思うんです。それを料金的なことばかりに話が向いている。
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