オーディオ機器としての「W41K」に込めた思い京セラに聞く「W41K」(音楽機能編)(2/2 ページ)

» 2006年02月24日 23時48分 公開
[園部修,ITmedia]
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オーディオ機器のような外観を意識

 充電台のウーファーに加え、W41Kならではの音楽携帯としてのこだわりがハーフミラー状の背面だ。この背面デザインは、金属のような光沢を出すことで高級感を持たせるという目的があったほか、別な意図として「オーディオ機器のフロントパネルも意識した」(光永氏)という。

Photo 光の透過率と質感(光沢感)のバランスに非常に苦労したというハーフミラー状の背面。有機ELは0.9インチとあまり大きくないが、6つのLED「ネオンウェーブ」をバランスよく配置しており、背面全体がディスプレイのように見える

 電源オフ時や待受時には何も表示されず、鏡面に見える背面だが、開いた端末を閉じたときや、充電台上で音楽を再生しているときには、0.9インチの白色有機ELディスプレイと6つのLED「ネオンウェーブ」の光が透けて見える。AV機器の前面にある表示パネルや、ポータブルオーディオプレーヤーなどにも採用されているデザインだ。指紋が付きやすい点が玉にきずだが、表示の有無で全く異なる表情になるため、見ていて飽きない。

 長島氏は、このハーフミラー部こそが「W41Kの開発において最も苦労した部分」だと話した。透過率と質感のバランスを取るのが非常に難しかったのだという。質感を高めようとすると光の透過率が落ち、有機ELやネオンウェーブが見えにくくなる。逆に透過率を高くすると、有機ELやネオンウェーブが点灯していないときにも中が透けて見え、格好が悪い。「特に美しい色を出しつつ透過率を確保するのが難しく、グリタリーレッド(赤)は最後の最後までありとあらゆる手を尽くしてようやく完成した」(光永氏)

 音楽再生時、W41Kの有機ELディスプレイには曲名やアーティスト名、再生時間などの情報が表示され、ネオンウェーブが点滅する。ネオンウェーブの光には12のパターンがあり、ユーザーは好みのパターンから設定可能だ。端末を充電台に置いて音楽を再生したときには、有機ELとネオンウェーブの表示は消えない仕様で、オーディオ機器の前面パネルに相当するこの部分の処理に手を抜くことはできなかったという。

PhotoPhotoPhoto いろいろなデザインの時計が表示できる0.9インチ白色有機ELディスプレイ
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