ボーダフォンは4月15日、VGA液晶を搭載したシャープ製のハイエンド端末「904SH」を発売した。「顔認証」「6軸モーションコントロールセンサー」「電子コミック」「Bluetoothを活用したコミュニケーション」などなど、数多くの新機能を搭載しており、その特徴は枚挙にいとまがない。
とはいえ、新機能についてはすでに詳しく解説した記事があるので、今回は端末の液晶とそのレスポンスを検証する。
まず、当然といえば当然だが、904SHを手にしてすぐ目に入るVGA液晶の美しさには目を見張る。プリインストールされているVGAサイズの待受画像は、どれもディスプレイの精細さが実感できる高画質なものだ。2.4インチのVGA液晶は、解像度が300dpiを超える。つまり、904SHの液晶に表示した写真は、印刷物とほぼ同等というわけだ。内蔵の3.2メガピクセルカメラで撮影した写真を表示しても、その美しさは簡単に体験できる。見た目の印象は、はっきり言ってQVGAとは別次元のものだ。
VGA表示に対応したVアプリも収録しており、広い画面の恩恵が簡単に受けられる。特にナビゲーションソフトの「ゼンリンいつもナビ」は、広範囲の地図を表示できるほか、検索結果が一覧しやすかったりと、VGAならではのメリットをうまく活用している。またナビタイムジャパンは早くもVGA対応のNAVITIMEの配布を開始した。このほかにも、続々とVGAに対応したアプリケーションやサービスが登場予定だ。
また画面表示やアイコンなどを統一したテーマでカスタマイズする「カスタムスクリーン」機能にも、904SH専用のテーマが用意されており、メニュー画面などを美しいグラフィックで飾ることができる。標準設定の「Chic!」のほかに、「Authentic」「Vertical」の2つのテーマがインストールされているほか、904SH専用のダウンロードサイト「カスタモ for 904SH」に無料のテーマや有料のテーマがある。本稿執筆時点では、無料のテーマが5つ、キャラクターテーマが14個、アニマルテーマが4個、クリエイターテーマが13個用意されていた。有料のものは1テーマ525円でダウンロードでき、ラインアップは今後も拡充されるという。
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