付属のBluetoothレシーバーは、およそ単4乾電池2本分の大きさだ。ステレオミニプラグを備えているので、付属のイヤフォンのほか、自分のお気に入りのイヤフォンを使うこともできる。Bluetoothのバージョンは1.2に上がり、従来W41Tでサポートしていたプロファイルに加えて、通常のA2DPに対応している。独自拡張を行ったA2DPは、今回は搭載していない。
なお、Bluetooth利用時の連続再生時間は約14時間。19時間というのはイヤフォンを端末に直結した場合の連続再生時間なので注意が必要だ。また、他社のBluetoothヘッドフォンは音楽再生用には利用できない。SCMS-Tを用いて著作権保護を行っている関係もあって、基本的に付属のレシーバー以外での利用は想定していないという。
W44Tに付属するBluetoothレシーバーとイヤフォン。イヤフォンはステレオミニプラグで接続してあるだけなので、簡単に好みのイヤフォンと交換できる。W44T本体のイヤフォン端子にも接続できるよう、ステレオミニプラグと平型コネクタを変換するケーブルも同梱される


再生/一時停止キーの長押しでペアリングを行い、認識されればすぐに各種の操作が可能になる。再生キーを押せばW44Tの本体側でau Music Playerが起動し、音楽再生が始まるほか、曲送り、曲戻しとボリュームの調整がレシーバー側で行える。背面には、ポケットなどに引っかけやすいようクリップが付いているソフトウェア面での進化点としては、まず待受画面に登録しておける待受ショートカットを独自の「デスクトップメニュー」に変更した点が挙げられる。もともとau端末は待受画面にさまざまなショートカットを配置しておけたが、デスクトップメニューではより多くの機能やアプリが登録できるようになったほか、カーソル操作に合わせてアイコンが動くインタフェースを採用した点が目新しい。ディスプレイを外側にした場合は、側面のスクロールキーで操作できるよう、メニューが縦表示になるのもユニークだ。
音楽再生時の情報表示に対応した待受画面も用意しており、写真のように曲名とアーティスト名を表示することが可能。画面はBluetoothレシーバーを利用して音楽を聴いている状態で、画面上には「Wireless」と表示されている。もちろん東芝端末おなじみの着せ替え画面機能もサポートされており、画面表示用フォントの変更も可能だ。
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Bluetoothレシーバーと連続19時間の音楽再生──「W44T」Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.