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» 2006年06月09日 15時52分 公開

端末を小型化できる4周波数対応の電力増幅器を開発──ドコモ

NTTドコモが、1つの増幅素子で900MHzから5GHzまでの4周波数帯に対応できる電力増幅器を開発した。

[園部修,ITmedia]

 ドコモは6月9日、1つの増幅素子で900MHzから5GHzの間にある4つの周波数帯(900MHz/1.5GHz/1.9GHz/5GHz)に対応可能な電力増幅器「4バンド電力増幅器」を開発したと発表した。

 最近の携帯電話は、複数の周波数帯に対応している端末も多い。しかし、異なる周波数帯に対応するには、それぞれの周波数に対応した電力増幅器を搭載する必要がある。電力増幅器を複数搭載しようとすると、端末の小型化が困難になるが、今回開発した4バンド電力増幅器が実用化されれば、端末のさらなる小型化が可能になるという。ただ、実用化のめどはまだ立っておらず、「さらなる研究を進めていく」としている。

 ちなみにドコモは、2004年9月21日にMEMSスイッチ方式可変整合回路を備えた高効率電力増幅器を発表しているが(2004年9月21日の記事参照)、こちらは900MHz帯と1.9GHz帯の2バンドにのみ対応したものだった。今回発表したものは、それをさらに改良して対応可能な周波数を増やしたほか、周波数帯の上限も5GHzに引き上げているのが特徴だ。4つの周波数帯それぞれの電力最大効率も45%以上になっている。

 なおドコモは、6月11日から米国サンフランシスコで開催される2006 IEEE MTT-S International Microwave Symposiumでこの技術の詳細を発表する。

Photo 4バンド電力増幅器の外観

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