ドコモブースは、一般向けに初披露された新端末のタッチアンドトライコーナーが賑わっている。発表会ではモックアップのみが展示されたHSDPA端末「N902iX HIGH-SPEED」「M2501 HIGH-SPEED」が各種機能を試せる状態で登場したほか、今夏以降発売される702ixシリーズ、法人向けのフルキーボード付きWindows Mobile端末「hTc Z」を手にとって試すことができる。ただモトローラ製の「M702iG」と「M702iS」はモックのみの展示となっている。
端末以外にも見どころは多い。出展を予告していた骨伝導レシーバーマイク「Sound Leaf」(7月18日の記事参照)や、燃料電池を利用したFOMA用小型充電器(7月14日の記事参照)のほか、遠隔操作でドライバーが飲酒していないことをチェックするシステム(6月15日の記事参照)も展示している。
FOMA経由で家電を遠隔制御できるようにする「AVユニット」(2005年7月の記事参照)は、LAN対応のバージョンが新たに開発された。今秋にもサンプル出荷を開始するとしている。
AVユニットは、ロボットや監視カメラ、家電などに組み込むことで、遠隔地からFOMA経由で各種操作を行えるようにするもの。ドコモはAVユニットを使った製品の開発をサポートするプログラムを実施しており、今では参加メーカーが250社を超えたという。AVユニットを採用した製品も増えつつあり、今秋には自宅のインターフォンを鳴らした来客にFOMAで対応できる製品も登場する。
新たなFOMA AVユニットでは、ニーズが高かったLANのインタフェースをボード上に装備。AV機器を接続したサービスを展開しやすくするための、ビデオエンコーダやデコーダもボード上に搭載しながら、サイズは従来のAVユニットと同等の名刺サイズに抑えている。
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