ソフトバンクは、下り最大3.6Mbpsの3.5Gサービス「3Gハイスピード」の導入に伴い、CFカード型データ通信カード「C01SI」を投入すると発表した。発売は12月上旬以降を予定している。
C01SIは、セイコーインスツル製のコンパクトフラッシュ型(Type II)データ通信専用カード。10月中旬以降にサービスを開始するHSDPA準拠の「3Gハイスピード」に対応し、下り最大3.6Mbpsの高速通信が可能だ。
HSDPA対応のデータ通信カードは、HSDPAサービスで先行するドコモもPCカード型の「M2501 HIGH-SPEED」をラインアップしているが、C01SIはそれよりサイズがコンパクトな点が特徴となる。
3Gハイスピードと従来のW-CDMAによるパケット通信、回線交換に対応し、3Gハイスピードを利用すれば下り最大3.6Mbps、W-CDMAのパケット通信なら下り最大384Kbpsでデータ通信を行える。
形はすでに発売されている「VC701SI」に似ているがアンテナの位置は逆で、その周囲のデザインも異なる。また、VC701SIのように本体に外部アンテナを接続する端子はない。なおC01SIは国際ローミングに対応しておらず、音声通話やTVコールは利用できない。
対応OSはWindows XP/2000/Me/98SEとMac OS X。Windows Mobileを搭載したPDAやLinux(Sharp Zaurus)でも利用可能だ。製品には「簡単インストール&使いやすいユーティリティソフト」と、本体、PCカードアダプタを収納できるCDケース型個装箱が同梱される予定だ。
本体はコンパクトフラッシュ型(Type II)で、PCカードアダプタも付属。USIMの装着方法はV701SIと共通のようだ。ボーダフォンの赤から一転、C01SIはソフトバンクのモノトーンに合わせたようなカーボン調のシールが張られている。
| スペック | 概要 |
|---|---|
| 仕様 | コンパクトフラッシュ(Type II)型 |
| サイズ | 42.8×66.5×10.4ミリ |
| 重さ | 約25グラム(本体のみ、PCカードアダプタ部を除く) |
| 通信速度 | 3Gハイスピードエリア:上り最大384kbps/下り最大3.6Mbps、W-CDMAエリア(パケット通信):上り最大64Kbps/下り最大384Kbps、W-CDMAエリア(回線交換):上り/下り最大64kbps |
| 対応エリア | 3Gハイスピードエリア、3Gサービスエリア |
| 電源 | DC3.3ボルト(カードスロットから供給) |
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