Y!ボタンにご用心!?Mobile Weekly Top10

» 2006年11月24日 17時35分 公開
[園部修,ITmedia]

 今回注目を集めたのは、新たに発表された2機種のワンセグ端末「911SH」と「W44S」に関する記事だった。中でもソフトバンクモバイルが満を持して発表したシャープの“アクオスケータイ2nd Model”こと911SHは、もともと人気の高かった初代アクオスケータイ「905SH」の後継モデルであり、11月25日に早くも店頭に並ぶとあって、多くの読者の興味をそそったようだ。

 911SHは、905SHに引き続いて、ディスプレイが90度傾くサイクロイド機構を採用。一方、KDDIが国内初のデジタルラジオ対応端末として発表したソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズのW44Sは、縦方向と横方向の開閉に対応した新機構「デュアルオープンスタイル」を搭載した。どちらもディスプレイを横向きで活用するための機構を用意したのが大きな特徴で、携帯ならではの縦画面とテレビやPCなどでおなじみの横画面をうまく共存させている。

 またソフトバンクモバイルから911SHと同時に発表された、厚さ11.9ミリという国内最薄の韓Samsung製折りたたみ端末「XS 707SC」の記事も8位にランクインしている。

 ところでそのソフトバンクモバイルは11月25日から、Yahoo!ケータイやS!メールなどのインターネット接続サービスを利用するためのオプション「S!ベーシックパック」を契約していない「ゴールドプラン」ユーザー向けに、事前の申し込みなしでS!ベーシックパックを自動契約できるサービスを提供する(「オレンジプラン」や「ブループラン」のユーザーは対象外)。

 従来、SMS以外のS!メールやYahoo!ケータイなどのサービスは、S!ベーシックパックを契約していないと一切利用できなかったが、11月25日以降は申し込み手続きが省略される。非契約のユーザーでもこれらのサービスをすぐに利用でき、利用すると月額315円が自動的に課金される仕組みに変わる。

 なおこの件に関してソフトバンクモバイルは、11月21日から該当者にSMSでの告知を開始した。告知には11月25日から始まる自動契約に関する案内とともに、自動契約サービスを「希望しない」場合の手続き方法も記載されている。あらかじめ意思表示(SMSに返信)をしておけば、誤ってY!ボタンを押してしまっても、課金される心配はない。店頭でも契約時にユーザーに対する告知を徹底していく方針だ。

 SMSで案内が届いているユーザーで、自動契約を希望しない場合は、忘れずに返信をしておこう。

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