パナソニック モバイルのスリムな3Gケータイ「P703iμ」には、同社のお家芸ともいえる「ワンプッシュオープンボタン」が搭載されていない。「ここまでスリムでワンプッシュオープンボタンがないと、端末が開きにくいのでは?」という質問が寄せられた。
P703iμは端末を開きやすくするため、閉じた状態のディスプレイ側とダイヤルキー側の側面に溝を設けている。片手で開ける場合には、ここに指を差し込んで端末を開くことになる。
開きやすいかどうかは、手の大きさや端末の持ち方、指を差し込む場所によって変わる印象を受けた。筆者の場合、本体のヒンジ部寄りを持ちながらヒンジ部付近の接合部に指を差し込んで跳ね上げるようにすると開きやすかったが、先端部に指を差し込んだ場合は開きにくかった。
セキュリティ面を気にするユーザーからは、「データフォルダやメールフォルダに鍵をかけられるか」という質問が寄せられた。
試してみたところ、メールの送受信フォルダ内に作成した任意のフォルダには、4ケタの番号で解除できる鍵がかけられた。しかし写真やiモーションなどのデータフォルダには鍵をかけられなかった。
ロンドンのデザイン集団、TOMATOが手がけた各種コンテンツをプリセットしているのも「P703iμ」の大きな特徴。どんなメインメニュー画面が入っているのか見たいという声が届いたのでチェックした。
ボディが薄い端末では、持ったときのバランスがより重要になる。ディスプレイ側が重いと持ったときのバランスが悪く、落としそうになるからだ。P703iμは、ディスプレイ側にカメラなどのパーツが集まっているため一見すると重そうに見えるが、実際に持ってみると“少し重めかな”と思う程度で、個人的にはバランスの悪さは感じなかった。
ただ、持った印象は個人の感覚によって異なるので、気になる人は店頭でモックアップを試すなどして確認するといいだろう。
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