「Nokia E90 Communicator」登場に沸くNokiaブース

» 2007年02月13日 16時50分 公開
[園部修,ITmedia]

 フィンランドのNokiaは2月12日(現地時間)、ビジネス向けのサブブランド「Eseries」の新モデル3機種や、モバイルテレビを搭載したマルチメディア端末「Nseries」の最新モデル「Nokia N77」、GPSを搭載する「Nokia 6110 Navigator」などさまざまな端末を発表(2月13日の記事参照)。3GSM World Congress 2007会場のNokiaブースには、世界各国の来場者が押し寄せた。

HSDPA対応、GPSも搭載したNokia版“全部入り”「E90 Communicator」

 中でも特に注目を集めているのが、久々に登場した“コミュニケータ”の名を持つE90 Communicatorだ。Nokiaのコミュニケータは、背面にディスプレイとダイヤルキー、端末を開いた内側にさらにディスプレイとQWERTYキーを備えたユニークな端末で、閉じると大柄なストレート型音声端末として利用でき、開くとQWERTYキーとより大きなディスプレイが現れ、PDAのような使い勝手を提供する。

 E90 Communicatorは、EDGE/GPRSのクワッドバンド(850/900/1800/1900MHz)に対応するほか、最大3.6MbpsのHSDPAをサポート。またIEEE802.11g無線LANやUSB 2.0、Bluetooth 2.0、赤外線など、多様な通信手段が利用できるハイエンド端末だ。OSはSymbian OS version 9.2を採用しており、ユーザーインタフェースはS60 3rd Edition(3.1)を用いる。

 内側のメインディスプレイは800×352ピクセルの表示が可能で、Webブラウズも快適に行える。また外側に備えたサブディスプレイもQVGA(240×320ピクセル)表示に対応しており、閉じた状態でも一通りの機能は利用可能。GPSや3.2メガピクセルカメラ、テレビ電話用のQCIF(176×144ピクセル)カメラも備える。外部メモリはmicroSDが利用できる。

 Nokiaが新Eシリーズのウリとする最新の電子メール機能やPCとの連携機能も標準装備し、Nokia Intellisync Wireless Emailをサポートするだけでなく、ExchangeメールやBlackBerryメールの送受信にも対応した。

 外形寸法は57×132×20ミリで、ウィルコムの「W-ZERO3[es]」に近いサイズ(W-ZERO3[es]は閉じた状態で約56×135×21ミリ)。重量は約210グラム。ボディカラーはmochaとredの2色から選べる。2007年の第2四半期頃の出荷を予定しており、販売奨励金なしの場合、価格はおよそ750〜800ユーロ(約11万8000〜約12万6000円)くらいになるという。

PhotoPhoto QVGAサイズの液晶とダイヤルキーを背面に装備し、閉じた状態ではW-ZERO3[es]のようなイメージだ。開くと800×352ピクセルの液晶とQWERTYキーが現れる。ショートカットキーなども多数用意し、使いやすさに配慮している
PhotoPhoto 裏面に3.2Mピクセルカメラを装備。バッテリーは1500ミリアンペアアワーのBP-4Lを搭載する

スタイリッシュなビジネス向け端末「Nokia E65」

 Eseriesでは初となるスライド型端末「Nokia E65」は、スリムな外観とスタイリッシュなデザインが特徴で、ボディカラーは「E90」と同じくmochaとredを用意する。QVGAディスプレイと2Mピクセルカメラを搭載し、無線LAN、Bluetooth 1.2、IrDAといった通信方式にも対応する。OSはSymbian OS version 9.1で、UIはS60 3rd Edition。

 ビジネス向けのメール機能やPCとの連携機能を搭載するほか、MP3プレーヤーなど、コンシューマ向けの機能も装備するのがユニークだ。また十字キーの周囲に「ショートカットキー」を備え、電話会議の開始や、あらかじめ登録しておいた機能を呼び出すのに使える。外部メモリとしてmicroSDが利用可能だ。

 出荷開始は2007年代1四半期、販売奨励金なしの価格は400ユーロ(約6万3000円)になる模様。

PhotoPhoto スライドボディを採用した「E65」。厚さは15.5ミリに抑えられており、高機能なEseriesの端末ながらもコンパクトだ
PhotoPhoto カメラは裏面に搭載。2Mピクセルカメラを中央に配置する。裏面は人工皮革のような処理が施されている

「Nokia E61」のマイナーチェンジモデル「Nokia E61i」

 日本でもノキアジャパンからスタンダードエディションが、またソフトバンクモバイルからは「X01NK」としてリリースされている「E61」のマイナーチェンジ版も登場した。主な違いとしては電子メール機能の強化と2Mピクセルカメラの搭載、新しい十字キー、ワンタッチキーの採用などが挙げられる。

 また本体の外形寸法が約70×117×11.5ミリと、E61(69.7×117×14ミリ)より薄くなっているのも改善点の1つだ。出荷は2007年代2四半期からで、販売奨励金なしの価格はE65と同じく400ユーロ(約6万3000円)。

PhotoPhoto 一見したところE61とあまり違いがないようにも見えるが、十字キーが新しい形状になり、ショートカットキーも用意された
PhotoPhoto 厚さは11.5ミリに薄くなり、さらにポケットに入れやすくなっている。背面に2Mピクセルカメラも搭載した。ボディカラーがmochaに変更されているのもポイントだ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年05月15日 更新
  1. サイゼリヤは“折りたたみスマホお断り”なのか? セルフ注文画面が話題、真偽を実機で確かめた (2026年05月13日)
  2. 大幅刷新の「iAEON」「AEON Pay」アプリは何が変わった? 使い分け方や便利な機能を解説 (2026年05月12日)
  3. KDDI松田社長「povoを楽天モバイルの副回線に」――自らアイデア例示 ローミングは26年9月で一区切り (2026年05月13日)
  4. スマホ“最大規模の値上げ”はいつまで続く? 「1円スマホ」が存続危機、一方で影響を免れる中国メーカーも (2026年05月14日)
  5. なぜ? マクドナルド「巨大セルフ注文端末」に批判殺到の理由 UI/UXに価格表示まで……直面している課題とは (2026年05月14日)
  6. ソフトバンクが「今回もやる」とGalaxy S26を月額1円で販売――販売方法を早急に見直さないと撤退を迫られるメーカーも (2026年03月08日)
  7. 「Xperia 1 VIII」発表 背面デザイン刷新で望遠カメラ強化 約23.6万〜30万円前後 (2026年05月13日)
  8. 「駅のQRコードが読み取れない」――ネットに落胆の声 なぜ“デジタル時刻表”が裏目に? (2025年12月25日)
  9. わずか3タップで残高が消える? PayPay「送金詐欺」に要注意、送金は補償の対象外で取り戻せず (2026年05月12日)
  10. 「auでんち」提供 蓄電池を置くと電気代から毎月最大3000円を割引 (2026年05月13日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年