「708SC」のメディアプレーヤーは、ほかのSamsung電子端末と同様のものを搭載しており、左下ソフトキーの長押しで呼び出せる。
「全てのミュージック」「最近聴いた曲」「よく聴く曲」のほか、最大20件のプレイリストをユーザーが任意に作成できる。1件のプレイリストに登録できるのは最大100曲で、リッピングした曲と着うたフルを1つのリストに混在させることも可能だ。
イコライザやサラウンドなど、音質を変更する設定は用意していないものの、背景などのスキンを10種類から選べ、ビジュアル設定は充実している。右下ソフトキーからスイッチバーを呼び出せば、音楽を再生しながらWebアクセスやメール閲覧/送信などが可能だ。スピーカーは受話口と一体になっており、メディアプレーヤーを終了して再起動すると、中断した曲の最初から再生される。

Bluetoothによるワイヤレス出力にも対応し、「AVヘッドフォンで聴く」から周辺のBluetooth対応機器を検索できる(写真左)。ドコモの「ワイヤレスイヤホンセット P01」を使ったところ、しっかりペアリングできた。リモコン操作で音量調節や曲スキップなども可能だ(写真右)最大2GバイトのmicroSDメモリーカードに対応している708SC。microSDに音楽ファイルを転送するには、microSDを挿入した708SCとPCを接続し、Multimedia ManagerからmicroSDにアクセスすればよい。また、「Samsung PC Studio」の「Phone Explorer」からも転送可能だ。
microSDに音楽ファイルを転送する場合、「携帯電話を表示」アイコンを選び、「Memory Card」フォルダの「Sounds & Ringtones」フォルダにファイルをドラッグ&ドロップすればよい。「携帯電話へ」のアイコンを選んでも、本体のデータフォルダにしか転送できない付属ソフトを使わず、microSDに直接ファイルを転送する方法もある。708SCで「設定」→「外部接続」→「マスストレージ」に設定してPCと接続すると、PCからmicroSDに直接アクセスできるので、「PRIVATE」→「MYFOLDER」→「My Items」→「Sounds & Ringtones」に音楽ファイルをコピーすればよい。カードリーダーを使えば、Macintoshからでもファイルの転送は可能だ。
写真で解説する「708SC」
W-CDMA最薄の8.4ミリ+横長液晶のストレートモデル──「708SC」
“iTunes”を使って音楽を取り込めるか――「708SC」
キーは押しやすいか――「708SC」
ワンセグ、世界最薄、HSDPA、20色展開など14機種58色──ソフトバンクの春モデル
ソフトバンク、厚さ“8.4ミリ”の3G世界最薄モデル「708SC」を販売開始Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.