5分で分かる、今週のモバイル事情5月5日〜5月11日

» 2007年05月11日 23時55分 公開
[遠藤学,ITmedia]

ソフトバンクとKDDI、22日に新端末発表か

 ソフトバンクの孫正義社長は、2007年3月期決算説明会で5月22日に新端末を発表することを明らかにした(5月8日の記事参照)。2006年冬モデルで13機種54色、2007年春モデルで14機種58色を発表したソフトバンクモバイルは、その豊富な端末ラインアップを特徴としている。

 また一部報道によると、KDDIもau2007年夏モデルを5月22日に発表すると報じられている(5月11日の記事参照)。

 2007年夏モデルと思わしき端末として、ソフトバンクモバイルは「912SH」、auは「W52S」「W52SA」「A5526K」「W44K II」の4機種がJATE(電気通信端末機器審査協会)の認証を通過している(記事1記事2記事3記事4参照)。

ソフトバンク、2007年度3月期の決算を発表

 ソフトバンクは、2007年度3月期の決算を発表した(5月9日の記事参照)。連結売上高は前年同期比129.5%増で、過去最高の2兆5442億円を記録。連結営業利益は前年同期比4.3倍の2710億円、連結経常利益は前年同期比5.5倍の1534億円を計上した。

 孫正義社長は、創業以来最大の売上高および営業利益・経常利益に大きく貢献したものとしてソフトバンクモバイルを挙げ、「ボーダフォンの買収前には資金、収益性、ユーザー数、ブランド力などさまざまな懸念材料があったが、結果的にはすべてクリアでき、まずまずのスタートを切ることができた」と話した。

 孫社長はこのほか、ソフトバンクモバイルの企業CM好感度が大きく向上し、2006年度第3四半期で総合1位、続く第4四半期でも総合1位を獲得するという快挙を成し遂げたことや、第三者機関による調査結果として「インターネットサービスの強さ」という点でソフトバンクモバイルがドコモやKDDIを抜いたことなどを紹介し、「これからが、我々の本当の力の見せ所だ」と今後への自身を見せた。

JR東日本、ポイントサービスを開始

 JR東日本は、「Suicaポイント」のサービスを6月1日から開始する(5月10日の記事参照)。対象となるのは、モバイルSuicaとビュー・スイカ(提携カード含む)会員で、「Suicaポイントクラブ」へ入会することにより、ポイントサービスを利用できるようになる。

 Suicaポイントは、Suicaポイント加盟店で、Suicaを使って買い物をすると自動的に付くもの。1ポイント=1円換算で、100ポイント以上になると10ポイント単位で交換できるようになる。なお、電車に乗った場合にポイントは付与されない。

 サービス開始時点でのSuicaポイント加盟店は約3100店舗を予定。駅ナカではecute品川やecute大宮、キオスク、NEWDAYS、駅の自動販売機など、Suicaが利用可能なほとんど店舗・施設でポイントが付く。駅の外の施設としては、JR系の施設(ホテルメトロポリタンやホテルメッツ、ジェクサー・フィットネスクラブなど)のほか、紀伊国屋書店(新宿店・新宿南店)と紳士服のコナカ、時間貸駐車場のタイムズ(約10カ所)が対象となっている。

 Suicaポイントが発生するのは決済をした翌日以降で、ポイントの有効期間は付与日から翌年度末まで。ポイントは店頭・レシートでは確認できず、PCや携帯で「Suicaポイントクラブ」にアクセスして確認可能だ。

韓国でスライドボディの“2画面ケータイ”登場

 韓Pantech & Curitelは、タッチパネル式のダイヤルキーを搭載したSKYブランド端末「IM-R200」を発表した(5月10日の記事参照)。SK Telecomのほか、KTFにも「IM-R200K」として供給する。

 最大の特徴は「マジックキーパッド」と名付けられた有機ELディスプレイを利用したタッチパネルで、携帯の起動とともに色とりどりに発光しダイヤルキーを表示する。タッチパネルを「ショートカットモード」にすると操作メニューが現れ、アラームや電子辞書、カメラやミュージックプレーヤーの操作が行える。

 タッチパネルに触れると携帯が軽く振動する機能もあり、振動するだけでなく、タッチパネルを押すたびに水玉や爆竹など7つの視覚効果を表示することも可能。背面のアウトカメラは200万画素で、ディスプレイ面に30万画素のインカメラを用意する。

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