「iPhone」を買うとしたら、いくらまで払える?──ヤフーバリューインサイト調べ

» 2007年08月03日 14時04分 公開
[ITmedia]

 ヤフーバリューインサイトは8月2日、生活者情報マーケティングデータサービス「C-NEWS」で実施した「iPhone」に関する市場調査の結果を発表した。調査は2007年7月25日、26日の両日、中学生を除く15歳以上のインターネットユーザーを対象に実施したもので、集計回答人数は400人。

 同調査によれば、iPhoneという名称の認知率は82%、「どういうものか知っている」と回答した割合は全体の41%だった。「どういうものか知っている」と答えた人に、いつごろiPhoneを知ったかを聞いたところ、iPhoneが発売された「2007年6月」が25%で最多。「2007年5月以降」では56%を占めた。公式発表前の「2006年12月以前」という回答も22%となっており、ネット上の噂レベルの情報に注目していた層が5人に1人は存在したことが分かる。

 機能面の魅力は「3.5インチマルチタッチディスプレイ」と「iPod機能の搭載」が僅差でそれぞれ1位、2位となった。機能以外の魅力としては、「iPodやPC、ケータイの機能が1つになっていること」が、2位以下に14ポイントの差をつけて1位となった。

 購入意欲をパーセンテージでたずねると、「70%以上」と購入に前向きだったのは、全体で13%にとどまったが、30代では18%と、他の年代に比べて購入に前向きだった人の割合が多かった。また、購入意欲が「70%以上」だった割合をiPodユーザーと非iPodユーザーで比較すると、iPodユーザーでは24%、非iPodユーザーでは10%だった。

 iPhoneに近いと思う機器は、「モバイルパソコン」が31%で最多。「音楽ケータイ」が26%で2位、「スマートフォン」が21%で3位と続き、解釈が分かれていることが分かった。30代以上では「モバイルパソコン」に近いとする回答が最も多く、10代、20代では「音楽ケータイ」という回答が最多だった。

 iPhoneを購入するとしたら、いくらまで支払うかについては、平均では2万2655円。年代別では、30代が2万3514円で最も高く、50歳以上が2万3456円でこれに続いた。他方、「いくらでも買わない」とした回答者は、全体の12%だった。

 なお、iPhoneが現在の利用キャリアとは違うキャリアから発売された場合、「電話会社を変えて買う」と回答した人は15%。最も多かったのは、26%のソフトバンクモバイルのユーザーで、以下、16%のau、9%のNTTドコモと続いた。

関連キーワード

iPhone | スマートフォン


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2025年12月26日 更新
  1. 「駅のQRコードが読み取れない」――ネットに落胆の声 なぜ“デジタル時刻表”が裏目に? (2025年12月25日)
  2. mineo料金プラン改定の真相 最安狙わず「データ増量+低速使い放題」で“ちょうどいい”を追求 (2025年12月25日)
  3. 3COINSで1万1000円の「プロジェクター」を試す 自動台形補正、HDMI入力、Android OS搭載で満足度は高め (2025年12月24日)
  4. 若いiPhoneユーザーの間で「クリアケース」に人気が集まっている理由 すべては“推し”のために (2025年12月25日)
  5. 時刻表が“QRコード”だけになった──SNSで「不便」「むしろ不要」と賛否 横浜市営地下鉄は元に戻すのか? (2025年11月21日)
  6. 関東地方で5G通信が速いキャリアは? ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルでICT総研が比較(2025年12月) (2025年12月24日)
  7. iPhoneのロック画面で「カメラが起動しちゃった」を防げるようになった! その設定方法は? (2025年12月24日)
  8. Apple CarPlayもPlayストアも使える車載ディスプレイ「オットキャスト OttoScreen AI」が30%オフの3万5080円に (2025年12月24日)
  9. iPhone 17 Proで話題になった「8倍光学品質ズーム」って何? そのメカニズムを解説 (2025年12月25日)
  10. 「威嚇するような態度をとられた」──“撮り鉄”の迷惑行為に苦言続々 JR東日本も警鐘 (2025年12月24日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー