すみからすみまでPRADAテイスト──写真で解説する「The PRADA phone by LG」(1/2 ページ)

» 2007年08月13日 14時02分 公開
[山根康宏,ITmedia]
Photo LG電子とイタリアの有名ブランドPRADAのコラボレーションから生まれた「The PRADA Phone By LG」

 LG電子「The PRADA phone by LG」(以下プラダケータイ)は、イタリアの有名ブランドPRADAとのコラボレーションから生まれた携帯電話。厚さ12ミリのスリムなボディに、タッチセンサー内蔵の3インチ液晶をメインディスプレイとして搭載した端末で、主な操作はタッチパネルで行う。

 この外箱からプリセットコンテンツに至るまで、PRADAとの協力で開発された端末を写真で解説しよう。

 なおプラダケータイは、GSM対応版とCDMA対応版の2モデルがリリースされているが、今回はヨーロッパやアジアで発売されたGSM版を見ていく。

 GSM版のプラダケータイはGSM 900/1800/1900MHzに対応し、パケット通信はGPRS/EDGEを利用できるなど、ほぼ全世界のGSMエリアで利用可能だ。KE850というLG電子の型番も付いているが、その型番で呼ばれることはほとんどない。

パッケージはまさしくPRADAそのもの

 プラダケータイはケータイ販売店のほかPRADA専門店などでも販売するため、パッケージもPRADA製品のイメージを踏襲したデザインになっている。黒1色の立方体のパッケージには、PRADAのブランド名だけがシルバーの文字で刻まれ、一見しただけではこの中にケータイが入っているとは想像できない。

 箱のフタを開けるとプラダケータイ本体が入っており、その下の中蓋を開けると充電器やヘッドセットなどの付属品が現れる。付属の専用ケースも、もちろんPRADAのロゴ入りだ。

 サイズは98.8×54×12ミリ。幅と厚さは最近の薄型ケータイと同じレベルだが、高さがだいぶ短く、クレジットカードのサイズに近い。重さも85グラムとかなり軽量。女性がバッグの中に入れるのに邪魔にならないサイズと重さに仕上がっている。

Photo パッケージはPRADA製品そのもの。専用の紙袋も付属する(左)。箱を開けるのが楽しみなケータイでもある。右下は付属の専用ケース(右)

 本体表面は操作キーなどが目立たず、すっきりした印象だ。大型の3インチTFTディスプレイ(240×400ピクセル)の上にはPRADAのロゴ、下にはシルバーの細いモールド内に収められた3つのボタンがあるだけだ。左のボタンは発話キー、右のボタンは終話キー、中央のボタンはメニューに戻るためのキーだ。

 背面には独Schneider-KREUZNACH製のレンズを採用した2メガピクセルカメラを搭載。背面下部にあるLGのロゴからこの製品がLG電子製であることが分かる。右側面には画面ロックとメディアキー、左側面には電源端子兼ヘッドセット端子、音量キー、モード切替キーを備え、マイクは本体下部に搭載される。

 電源を入れるとPRADAのロゴが表示された後、落ち着いた色合いの待受画面が表示される。海外の端末は通信オペレーター名が必ず表示されるが、プラダケータイはその表示をOFFにすることも可能。画面に表示される情報を極力少なくできるのだ。

Photo すっきりした外観。サイズはクレジットカードの大きさに近い(左)。付属のケースに入れると本体のPRADAロゴ部分が出る演出(中)。電源を入れると時計と4つのショートカットキーが表示される。オペレーター表示は消すことも可能(右)

タッチパネルディスプレイとFlashメニュー

 プラダケータイのディスプレイは「プロジェクテッド・キャパシティブ」(投影容量)技術を採用したタッチパネル付きで、指先で触れるだけで操作できる。画面を強く押す必要はなく、触れるか触れないかくらいのタッチで十分だ。なお手袋などをはめた状態では操作できず、スタイラスペンの操作にも非対応。必ず指先のみで画面をタッチする必要がある。

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年04月26日 更新
  1. 楽天モバイルのスマホが乗っ取られる事案 同社が回線停止や楽天ID/パスワード変更などを呼びかけ (2024年04月23日)
  2. シャープ、5月8日にスマートフォンAQUOSの新製品を発表 (2024年04月24日)
  3. 貼り付ければOK、配線不要の小型ドライブレコーダー発売 スマート感知センサーで自動録画 (2024年04月25日)
  4. スマホを携帯キャリアで買うのは損? 本体のみをお得に買う方法を解説 (2024年04月24日)
  5. Vポイントの疑問に回答 Tポイントが使えなくなる? ID連携をしないとどうなる? (2024年04月23日)
  6. 通信品質で楽天モバイルの評価が急上昇 Opensignalのネットワーク体感調査で最多タイの1位 (2024年04月25日)
  7. 中古スマホが突然使えなくなる事象を解消できる? 総務省が「ネットワーク利用制限」を原則禁止する方向で調整 (2024年04月25日)
  8. ドコモ、「Xperia 10 V」を5万8850円に値下げ 「iPhone 15(128GB)」の4.4万円割引が復活 (2024年04月25日)
  9. 「iPhone 15」シリーズの価格まとめ【2024年4月最新版】 ソフトバンクのiPhone 15(128GB)が“実質12円”、一括は楽天モバイルが最安 (2024年04月05日)
  10. スマートグラス「Rokid Max 2」発表 補正レンズなくても視度調節可能 タッチ操作のリモコン「Rokid Station 2」も (2024年04月25日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2024年