夏モデルよりらくらくホン──早くも9月の“親商戦”開始の気配携帯販売ランキング(8月6日〜8月12日)(1/2 ページ)

» 2007年08月17日 21時32分 公開
[岩城俊介,ITmedia]
順位NTTドコモau(KDDI)ソフトバンクモバイル
1(3)FOMAらくらくホンIII
(F882iES)
(1)W52SH(1)FULLFACE 913SH
2(5)SH903i(2)W54T(2)912SH
3(1)SH904i(3)W52CA(-)fanfun. 815T
4(6)SH903iTV(20)W53CA(3)705SH
5(2)F904i(5)W44K II(4)812SH
6(4)P904i(6)W53T(5)706P
7(9)SH704i(8)W52P(6)911T
8(10)SH703i(7)W53SA(-)912T
9(7)N904i(4)W52SA(7)911SH
10(8)D904i(10)W52S(18)810T

この記事では、マーケティング会社GfK Japan調べによる全国の家電量販店のPOSデータを集計し、モデル別のランキングで紹介しています。(2007年8月第2週)

らくらくホンシリーズの人気上昇──904iシリーズは軒並みダウン

Photo FOMAらくらくホンIII

 今回のドコモ販売ランキングは、富士通製のユニバーサル携帯「FOMAらくらくホンIII」が再躍進し、首位に立った。

 8月に入り、本機のコンセプトやデザインの多くを引き継ぎ、新たにGPSによる安心機能を搭載する次期モデル「らくらくホンIV」の発売も決まった。それにともない、やや値下げして販売する店舗も多くみられた。帰省の準備を行うタイミングとも重なったためか、最近、上昇気配のあった夏商戦向けモデル「904i」シリーズを抜いた格好だ。

 ちなみにFOMAらくらくホンIIIは、冬商戦が終わった2007年1月、春商戦が終わった2007年5月にも首位を獲得。近年まれに見る“すごい”動きを見せる端末だ。

 904iシリーズは今回、軒並み順位を下げた。前回首位の「SH904i」は3位に、「F904i」は2位から5位、「P904i」は4位から6位、「N904i」は7位から9位、「D904i」は8位から10位に、それぞれ申し合わせたように2ポイントずつ落ちてしまった。

 改めて新機種にそれほど元気がないドコモ端末にあって、あえて好調といえるのがシャープ製端末。2位の「SH903i」(2006年冬モデル)、3位のSH904i、4位の「SH903iTV」(2006年冬モデル、2007年2月発売)、7位の「SH704i」(2007年夏モデル)、8位の「SH703i」(2007年春モデル)と、2006年冬モデル以降に投入した端末すべてがランクインした。

 さて、次回は前述のらくらくホンIVが登場する。新機種のため、価格がやや高めで(らくらくホンIVの新規価格:1万円台後半、FOMAらくらくホンIIIの新規価格:1円から数千円)、形状がほぼ同じのFOMAらくらくホンIIIとの価格差がどう影響するか心配だが、果たしてどんな動きを見せるだろう。おそらくこれら2機種はしばらく併売されると予想される。らくらくホンシリーズの人気は、9月の敬老の日需要がある秋口まで続きそうだ。

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