液晶がスキャナーに、さらに指紋センサーに──シャープ、モバイル機器向けの新液晶パネル開発(2/2 ページ)

» 2007年08月31日 22時56分 公開
[岩城俊介,ITmedia]
前のページへ 1|2       
photophoto 従来の抵抗膜方式タッチパネル液晶はタッチパネルフィルムを液晶パネルの上に貼り合わせる構造。そのためバックライト光のロス(80%〜90%ほどに減少)や外光を反射しやすい課題があった。光センサ内蔵システム液晶は別途貼り合わせるフィルムが必要ないため、液晶パネル本来の表示能力を損ねず、かつ薄型化できる大きなメリットがある(左)。コピー機を使うように、ディスプレイの上に名刺を置くだけでスキャンできる。その後、端末側の処理で文字を認識させ、そのままアドレス帳に登録するなどの動作が想定できる(右)

photo
photophoto
photophoto シャープが考える「光センサ内蔵システム液晶」の応用例。直感的に指で画像、映像を操作できるリモコンや電子書籍から、業務、セキュリティ分野なども想定できる
photo 「モバイル機器向けの液晶は、表示(出力)デバイスから、“入出力”デバイスに進化する。テレビなどの大型液晶だけでなく、中小型の液晶も最高性能を提供する」(シャープ モバイル液晶事業本部長の方志教和氏)

 近年、携帯やスマートフォン、PC、AV機器、ポータブルゲーム機など、タッチパネル付き液晶ディスプレイを搭載する機器が増えている。同社によると出荷台数が約100万台だった2006年度に比べ、2007年は約130万台、2009年度は約200万台と、年28%の伸長率で伸びると予測。モバイル機器用のディスプレイはタッチパネルの搭載が必須になりつつあり、さらなる「美しい表示」「薄型化」そして「使い勝手」が求められてくる。

 特にこの液晶が携帯に採用されると、十字キーとダイヤルキー操作が基本だった携帯の操作性にも大きな変化をもたらしそうだ。シャープはドコモ向けの「SH904i」でTOUCH CRUISERという新たな操作デバイスを採用したが、おそらくこれより直感的に端末を操作できるようになる可能性を秘めている。

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月27日 更新
  1. ダイソーで1100円の「USB Type-C to HDMIケーブル」でスマホの画面をテレビに映すとどうなる? 対応機種なら試してみる価値あり (2026年10月24日)
  2. 「Galaxy Z Fold8」「iPhone Duo」を“メイン端末”として使う上での課題 縦型コンテンツの最適化をどう進める? (2026年10月26日)
  3. 「iPhone Duo」画面不具合の報告がSNSで話題 店頭デモ機の過酷な使用環境が起因か (2026年10月26日)
  4. 「iPhone Duo」は買いか見送りか――賛否 そんな中、登場した「iPad mini」は誰向け? (2026年10月27日)
  5. 「Androidのマイナンバーカード」がスタートするもフル機能対応機種が少ない件 ポイントは「StrongBox」という仕組み (2026年10月24日)
  6. 「iPhone Duo」はLINEもポケモンGOも“黒い”余白だらけ? 日本の定番アプリは未対応が多く (2026年10月23日)
  7. 新型「iPad mini」発表 有機EL搭載で防水にも対応、5.4mm/255gへと薄く軽くなって11万9800円から (2026年10月26日)
  8. 進化した「Siri AI」で感じた、iPhoneの操作を一変させる実力 「AI出遅れ」の汚名返上なるか (2026年10月24日)
  9. 「Google Fitbit Edge」先行レビュー:画面付き、Google マップ対応の実力は? Fitbit Airとの1万円差を検証する (2026年10月27日)
  10. 20〜30代限定の「ダイナースクラブ ゴールド」登場 スタバやスマホで10倍還元、「食べログプレミアム」が実質無料 (2026年10月26日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー