カメラ機能をまとめてチェック──「905iシリーズ」:人物作例編荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(5/5 ページ)

» 2008年01月07日 21時01分 公開
[荻窪圭,ITmedia]
前のページへ 1|2|3|4|5       

N905iの顔検出AFは、予想以上によくできていた

 では今回の目玉機能の1つである、N905iの顔検出AF機能をチェックしてみよう。

 顔検出AFは、2006年頃からコンパクトデジカメに搭載されはじめた技術。2007年秋にいたってはほぼすべての新製品に搭載されているといっても過言ではない流行の機能だ。

 メーカー別に機能や精度、速度に違いはあるが、その狙いは同じ。人物の顔を自動的に見つけて、そこにピントをきっちり合わせましょう、ということだ。優れたコンパクトデジカメは、人物にカメラを向けると、ほんの0.1秒ほどですぐに顔を見つけて、そこに四角い枠で顔の認識を示してくれる。

 N905iは国内のケータイカメラで、はじめてこの機能を搭載した。

 ケータイカメラは本職のコンパクトデジカメと比べると、AF機能がまだやや弱い。しかし、これがあると人物撮影には絶大な威力を発揮するだろう。意図せず、背景にピントが合ってしまうというミスを大いに減らせるからだ。

 N905iは、オートと人物モードでこの顔検出AF機能が自動的に働くようになっている。カメラを向けると1秒くらい(本職デジカメに比べるとワンテンポ遅い)で顔を検出。検出された顔は四角い枠で示され、そこへピントを合わせてくれるという仕組みだ。

photophoto N905iの顔検出AF。顔を検出し、そこへピントを合わせる。精度はなかなか高い(左)。この状態で撮影したのがこの作例(右)

 もうすこし具体的に例を見ていこう。

photophoto このように人物が端にいる構図の場合、そのままAFさせると背景にピントが合ってしまう(フォーカスロックして位置を決めるなどの工夫が必要)。顔検出が働くと、きちんと顔にピントが合ううえ、明るさも顔に合わせてくれる
photophoto 顔検出AFの有効/無効の違い 左:有効/右:無効。顔検出AFをオフ(撮影モードをオフ)にして撮ると右の作例のようになる。ピントや露出が背景に合ってしまい、顔が少しぼけぎみかつ暗く写ってしまった

 つまり、顔を検出してくれるまで少し待てば(ほんのちょっとでいい)、効果は絶大というわけだ。予想以上にしっかり働いてくれたので驚いた。

 この機能が優れているのはピントが合うのみならず、撮っていて楽しいこと。顔を勝手に見つけてくれるので構図も自由になるし、画面上の枠が顔を検出しようと追いかけるように動き回るのを見るだけで撮影するのも楽しい。人を撮ってるんだなぁという気分になる。よって、人を撮る機会も増えるだろうし、自分撮りの時も顔がフレーム内に入っていれば勝手に見つけてくれるので使いやすい(特にN905iは回転2軸ボディなので、メインカメラで自分撮りできる)し、観光地で背景付き旅行写真を撮るときも役立つだろう。

 ここまでできるのであれば、数年以内にハイエンドケータイのAF付きカメラにはすべて顔検出AF機能が搭載されるのではないかとわたしは思ってるのである。

 というわけで人物撮影は(室内では照明の関係で色がずれてしまう傾向もあるが)顔検出AF付きのN905iが楽しかった。そのほかSO905iやD905iも、自然な感じで悪くない絵を見せてくれたというところかな。


前のページへ 1|2|3|4|5       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年03月28日 更新
  1. X Pro(旧TweetDeck)が月額6080円の最上位プラン限定機能に プレミアム(月額918円)から除外で大幅値上げ (2026年03月27日)
  2. 楽天モバイルのルーター「Rakuten WiFi Pocket 5G」レビュー:通信速度はどう? 他社のeSIMで使う方法も解説 (2026年03月27日)
  3. 【ワークマン】2900円の「コーデュラ ワイドオープンリュックII」 大きく開くダブルファスナーが便利 (2026年03月27日)
  4. ダイソーで550円の「充電式LEDライト」はコスパ“ぶっ壊れ” デジタル表示&USB Type-C対応で日常使いにピッタリ (2026年03月27日)
  5. X Pro(旧TweetDeck)に代わる新ツール、1〜2週間以内にリリースか 製品責任者が言及 (2026年03月27日)
  6. ソフトバンクが「今回もやる」とGalaxy S26を月額1円で販売――販売方法を早急に見直さないと撤退を迫られるメーカーも (2026年03月08日)
  7. 「AQUOS sense10」「Xperia 10 VII」徹底比較 使い倒して分かった“スペック表に現れない差” (2026年03月28日)
  8. ファミマ、全国1.6万店舗にセブン銀行ATMを導入へ 26年春から順次設置、独自デザインに (2026年03月27日)
  9. ファミマ、シチズン共同開発の「腕時計」発売へ 1998円で10気圧防水、ファミマカラーがアクセント (2026年03月26日)
  10. Googleが「ググる常識」を捨て、検索に「AIモード」を追加 何がどう便利に? (2025年05月21日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年