「らくらくホン プレミアム」、幻の金属パネルモデル+スケルトンモデル公開

» 2008年04月12日 04時53分 公開
[岩城俊介,ITmedia]

 富士通は、4月14日に発売する「らくらくホン プレミアム」の報道陣向け体験・説明会を実施。らくらくホン プレミアムに関する特徴的な機能のデモンストレーションやデザイン試作機、分解・スケルトンモデルなどを公開した。

photophoto 開発初期のコンセプトモックはヘアライン加工を施した金属パネルを用いていた。らくらくホン プレミアム完成型の円熟した渋さというより、直線的で何となく“鋭い”イメージを受ける。これはこれでかなり格好いいが、たしかに端末のターゲットユーザーや製品コンセプトとは少し離れているようだ。ヒンジの造形もいくつかのパターンで比較検討された

 らくらくホン プレミアム開発初期のコンセプトモックは、金属パネルによる展開も考えられていたようだ。パネルには縦やクロスのヘアライン加工やミラー調の加工が施され、スイングスタイルによるディスプレイと背面パネルの段差もかなり少ない。

 中期になると、ヒンジの構造などにも何度も変更し煮詰めていった跡が見られる。デザインを監修した原研哉氏が述べる「まるで“すずり箱”」に近づいていっている。

photo 全13色の比較検討カラー。ブラック系は、ソリッドな黒、細かいラメが入った黒、ネイビー色を含めた黒など複数のパターンが検討されていた

 当初のコンセプトモック5種から実現性を検討し4種類に。そこから原氏の監修でコンセプト形状の決定とともに、サブディスプレイの大型化や薄型化、小型化を検討。形状や仕様の詳細を詰めていったという。

 本体カラーは13色の候補から、最終的にゴールド、ブラック、レッドが採用された。ターゲットユーザーを想定し、いずれも原色ではなく、深みのある濃い色あるいは淡く色が入るものが多く想定されていたようだ。中には和を感じる淡いつや消しブルー系の色もあったが、これは残念ながら採用されなかった。ただ、カラーバリエーションが今後増えるならば、これらの色から“本採用”カラーに昇格する色があるかもしれない。

スケルトンモデルで見るらくらくホン プレミアム

 富士通は環境への影響を考え、トウモロコシなどを原料とする植物性プラスチック(バイオプラスチック)の開発・製品化に注力している。らくらくホン プレミアムも一部の部品にこの植物性プラスチックを使用し、かつらくらくホンIVよりその使用割合を増やした。なお、部品単体のコストは「(今は)2倍かかる」(富士通の説明員)ようだが、重要なCSR活動の一環としてもさらに推進したいとしている。

 この使用部品を紹介するために展示されていたのが、らくらくホン プレミアムの分解・スケルトンモデルだ。スイングスタイルの構造はF904iやF905iとほぼ同じ。機構の構成部品を避けるように“P字”型の基板をベースに部品がすき間なく詰まっている。

 F905iに搭載する0.65インチ(96×30ピクセル)より大きいサブディスプレイや、3つのワンタッチダイヤルボタンや大きく凹凸のあるダイヤルキーを搭載するため、細かいながらも仕様変更した箇所はかなりの数に上るという。

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 植物性プラスチックの最も大きい部品は、裏面にある外部スピーカーの基部。そのほか、ディスプレイ裏のヒンジ基部の部品など計5カ所に採用される。ひまし油などトウモロコシ以外の原料を用い、ねばり特性などが異なる部品の採用も計画しているという。

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