2007年度、最も売れたケータイは?──ソフトバンクモバイル編2007年度 年間携帯販売ランキング(2/3 ページ)

» 2008年05月01日 19時00分 公開
[岩城俊介,ITmedia]

巧みな価格調整と“話題性”のある機種、そして「安価」

 ソフトバンクモバイル端末は2007年度もシャープ製端末が強かった。中でも“AQUOSケータイ”は3位に911SH(第2弾 2006年冬モデル/下半期2位)、5位に912SH(第3弾 2007年夏モデル)、10位に920SH(第4弾 2007年冬モデル/下半期5位)の3機種がランクイン。いずれも発売直後に人気機種となった。

photo ソフトバンクモバイルのシャープ製端末の一部。左上からAQUOSケータイ第1弾「905SH」(2006年5月発売)、“2nd model”「911SH」(2006年秋冬モデル 年間3位、下半期2位)、“3rd model”「912SH」(2007年夏モデル 年間5位)、3.2インチフルワイドVGAディスプレイを搭載する第4弾「920SH」(2007年秋冬モデル 年間10位、下半期5位) 中段:フルスライド機構とタッチセンサーを搭載した「FULLFACE 913SH」(2007年夏モデル 下半期10位)、「FULLFACE 2 921SH」(2008年春モデル) 下段:ステンレスパネルを採用した厚さ12.9ミリの薄型ワンセグ端末「THE PREMIUM 821SH」(2007年秋冬モデル 下半期8位)、きせかえパネルに牛革・カーボン・木目素材などを採用した「THE PREMIUM TEXTURE 823SH」(2008年春モデル)、光学3倍ズーム+500万画素カメラを搭載した「910SH」(2006年秋冬モデル 年間9位)

 シャープ以外では、東芝とパナソニック モバイル製端末も健闘した。年間4位の東芝製端末 911Tはスリムなスライドボディに3インチのワイドVGAディスプレイ、ワンセグ、FeliCa、GPSなどを備えたハイエンドモデルとして登場。途中、値下げによる人気再燃も経て2007年度は計43回ランクインした。パナソニック モバイル製端末は705Pシリーズのほかに「810P」(2007年夏モデル 下半期4位、年間8位)も人気だった。

photo ソフトバンクモバイルの2007年春モデル 左から911T、812SH、ホークスケータイ、813SH、813SH for Biz 813T、706N、706P、コドモバイル 812T、708SC X01NK
photo 2007年夏モデル 左上から912SH、913SH、912T、810P、814T、fanfun. 815T 814SH、815SH、816SH、812SH s、805SC X01T、X02HT
photo 2007年秋冬モデル 左上から920SH、PHOTOS 920SC、920T、913SH G TYPE-CHAR THE PREMIUM 820SH、THE PREMIUM 821SH、822SH、820P、MIRROR 821P

 ソフトバンクモバイル端末は、発売直後に人気が出るハイエンド新機種と、やや古く、安価になったロー・ミドルクラスの機種が混在するランキングになる傾向がある。そして、このような機種とともに話題性のある機種も要所で投入したのが印象的だった。

 年間1位の“全24色”812SHをはじめ、約2億4000万通りでカスタマイズでき、後に“キャラケー”として展開した「fanfun. 815T」(下半期9位)、そして“シャア専用”の「913SH G TYPE-CHAR」が鮮明に記憶に残っているのではないだろうか。

 913SH G TYPE-CHARは、「FULLFACE 913SH」(2007年夏モデル 下半期10位)をベースに専用コンテンツとシャアのパーソナルカラーを模したボディカラーを施すとともに、12分の1シャア専用ザクヘッド型充電台が付属する特別モデルとして発売された。企画者は当初、孫正義社長に「お前はアホか(笑)」と言われたそうだが、それを本当に発売したインパクトは相当のものだった。ちなみに913SH G TYPE-CHARは、発売週の12月第2週に7位にランクインした。

photophoto パネルやキーシートなどで着せ替えられる「fanfun. 815T」。“キャラケー”として、有名キャラクターやブランド、アーティストなどのコラボモデルも多数登場した
photophoto 話題になった“シャア専用”ケータイ「913SH G TYPE-CHAR」。12分の1スケールのシャア専用ザクIIヘッド型充電台が付属する
(C)創通・サンライズ

 2007年度のソフトバンクモバイルは、月額980円の「ホワイトプラン」や、購入時の負担が少ない新スーパーボーナスによる購入手段(安くなった旧機種を新スーパーボーナスの一括払いで購入し、2年間を実質7円/月で使う極端に安価な方法も存在する)など、「安価」の印象もユーザーに与えた。このことは契約純増数で11カ月連続トップ(2008年3月末現在)、2007年度の累計純増数もキャリアトップとなる原動力になった。

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