第3回 どんなファイルも手間なし再生――「X02NK」のミュージックプレーヤーは手軽さが魅力:「X02NK」ロードテスト

» 2008年05月16日 08時20分 公開
[坪山博貴,ITmedia]

 今や音楽再生機能は携帯電話の標準機能の1つ。ケータイから直接、音楽をダウンロード購入できる手軽さが魅力だ。ただ、PCから楽曲を転送しようと思うと専用ソフトが必要だったり、時間のかかるエンコードが必要だったりと面倒で、挫折したという人も少なくないだろう。

 「X02NK」の音楽再生機能は、さまざまな点で制限が少なく、専用のミュージックプレーヤーなみに手軽に使えるのが魅力だ。MP3、WMA、AACといった主要なファイル形式に対応し、いずれのファイルも曲やアーティスト名、アルバム名、ジャンルなどファイルに記録されるメタ情報にも対応。ミュージックプレーヤーの各種一覧に反映される。WMA、AACともにロスレスには対応していないが、専用機もHDD内蔵タイプ以外ではまず対応していないので、これはやむを得まい。

Photo ミュージックプレーヤーの曲一覧表示は、全曲、プレイリストに加えて、メタ情報を使ったアーティスト名/アルバム名/ジャンル/作曲者別での表示が可能だ。アーティスト一覧のみ次にアルバム一覧とさらに階層化されている(左)。アーティストの一覧。この画面では分からないが、iTunesのAACファイル、MP3ファイルを直接microSDメモリーカードに転送した音楽ファイルの情報も問題なく表示する(右)

 音楽ファイルをmicroSDに保存する際、フォルダの階層やファイル名のルールなどは一切なく、どこに保存してもいい。例えばWindows PCからmicroSDにファイルを保存する場合、「マイ ミュージック」フォルダ内の「iTunes」フォルダを丸ごと(コピーできる容量なら)コピーしてもいい。転送ソフトを起動してケーブルを接続して……といった手順を踏む必要もなければ、転送元PCのOSも問わない。音楽ファイルのビットレートやメモリカードの書き込み性能にもよるが、USB 2.0対応のカードリーダーを使えば、1曲あたり2〜3秒もあれば転送できてしまう。あとはmicroSDをX02NKに装着し、ミュージックプレーヤー側で更新処理を実行するだけ。更新処理にはそれなりに時間がかかるが、バックグラウンドで実行できるので、放っておけばいい。

Photo 音楽ファイルを追加、削除した場合は、ミュージックプレーヤー側で「更新」を実行する。バックグラウンドで更新を実行するのが便利だ

 Windows Media AudioのMTPモードもサポートしており、USBケーブルでPCと接続すればWindows Media Playerから音楽を転送したり、同期させることが可能。WMAに加えてMP3もそのまま変換なしで転送でき、ダウンロード購入したWMAも転送して再生できる。この場合はUSB 1.1接続となるので転送速度は落ちるが、作成したプレイリストも反映できるなど利便性は高い。また、直接microSDにコピーしたWMAやMP3もWindows Media Playerで管理できるので、大量に音楽ファイルをコピーする最初だけ直接コピーして、日々の更新はWindows Media Playerで行うといいだろう。

Photo USBケーブルを接続すると4つの通信機能が選択できる。「データ転送」を選ぶとUSBマスストレージクラスで認識するメモリカードリーダー代わりになり、装着したmicroSDにアクセスできる。「メディアプレーヤー」を選択するとMTPモードになり、Windows Media対応のミュージックプレーヤーとして認識可能だ。設定で通信機能を固定しておくこともできる

 ミュージックプレーヤーのインタフェースはそれほど凝ったものではないが、手軽さは専用ミュージックプレーヤーなみ。音楽再生は、端末を下にスライドしてメディアキーの再生ボタンを押すだけだ。Webブラウザを使っていようが、カメラを使っていようがおかまいなしに起動できる。

 メディアキーでミュージックプレーヤーを起動すると、前回、再生を停止した曲の先頭から再生を開始し、音量はカメラの起動中(ズーム機能になる)以外はほかの機能を利用していても右側面のキーで調整できる。再生を停止する時も、下にスライドしてメディアキーを操作するだけですみ、メニューからいちいち呼び出す必要はない。

Photo 下にスライドすると現れるメディアキー。閉じた状態で自動キーロックがかかっている場合には、ロックが解除される。暗い場所でも操作できるようにキーが光る


Photo 右側面中央のキーで音量を調整できる。ミュージックプレーヤーがバックグラウンドで動作していても機能する。左側面のイヤフォンジャックは3.5ミリ径で、市販のヘッドフォンを直接差し込める。microSDスロットは左側面にあり、microSDHCに対応。手元にあった4Gバイトのメモリーカードを利用できた

Photo ミュージックプレーヤーの再生画面は特に凝ったものではないが、各種リピート再生、6種類のイコライザ、ラウドネス/サラウンド機能など必要十分な機能を備えている。音楽再生中は待受画面上に曲名が表示され、カーソルを移動して決定キーを押すと再生画面を呼び出せる

 3.5ミリ径のステレオミニジャックを備えているので、ヘッドフォンの選択も自由だ。付属のリモコンにもステレオミニジャックが装備され、こちらを利用する場合にもヘッドフォンを自由に選べる。リモコン操作でも音楽再生を開始でき、ボリューム調整もリモート操作が可能。もちろんBluetoothを利用したワイヤレス音楽再生にも対応する。

Photo 付属のリモコンに市販ヘッドフォンを接続することも可能。リモコン部分にマイクを備えており、どんなヘッドフォンを組み合わせてもハンズフリー通話ができる

 X02NKは、手持ちの音楽ファイルをさっとmicroSDにコピーすればすぐ再生でき、メディアキーのおかげで操作もシンプル。音声通話時以外は音楽再生をほぼ途切れなく楽しめるなど、ポータブルオーディオプレーヤーとケータイを別々に持っているのと変わらない感覚で使える。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月14日 更新
  1. スマホの「実質価格」高騰の恐れ、iPhone 18 Proは2倍高く? 総務省の残価設定ルール厳格化は“誰のため”か (2026年10月10日)
  2. ダイソーで1100円の「GaN USB充電器」は折り畳みプラグで外出用に持ち歩きやすい 45W出力対応でPCでも使える (2026年10月10日)
  3. 7型ディスプレイ搭載「Apple HomeView」発表 Siri AIと顔識別で家族全員に「欲しい情報」を届ける (2026年10月13日)
  4. 個人情報の流出にユーザーはどう備える? 乗っ取りやクレカ不正利用を防ぐ「3段階」の対策ガイド (2026年10月12日)
  5. Apple、「HomePod mini」に新色「ミッドナイト」追加 実はスペースグレイとの違いアリ (2024年07月16日)
  6. 楽天モバイル、KDDIローミングが大幅に縮小――ユーザーに対する説明責任はないのか (2026年10月11日)
  7. Google、画面付きトラッカー「Google Fitbit Edge」発表 日本では2万6800円で予約開始 バッテリー交換にも対応 (2026年10月13日)
  8. JR東日本「分かりにくい」新幹線券売機を改善へ なぜ、スマホではなく「駅での最短1分購入」を実現? (2026年07月04日)
  9. ファーウェイはなぜ「24時間測り続けること」にこだわるのか ウェアラブル開発責任者が語る医療機器との違い (2026年10月13日)
  10. ソフトバンクの「iPhone Duo」は一括42万9760円、2年23万9760円から 18 Proよりも免除額は控えめ (2026年10月13日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー